「費用を出すから、車を持て」と親に言われました。都内なら、車は必要ありませんよね？
そこで、本記事では車を持つメリットやデメリットのほか、車を持つ際にかかる費用について解説します。
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車を持つメリットとデメリット
車を持つメリットは以下の通りです。
●緊急時の移動手段として利用しやすい
●行動範囲が広がる
●移動時にストレスを感じにくい
●自分、もしくは家族だけの空間で移動できる
●公共の交通機関を利用するよりも、交通費を抑えられることがある
公共の交通機関を利用して目的地に向かう場合、徒歩や乗り換えを駆使することも少なくありません。車を利用すれば、自宅から目的地までそのまま移動することも可能です。
公共の交通機関での移動に比べ、荷物の運搬も楽になるでしょう。車での移動中は基本的に他人との接触がないこともあり、車での移動の方が何かとストレスがかかりにくいといえます。
小さい子どもやペットがいる、足腰が悪い、体調が優れないなど、公共の交通機関を利用しにくい状況にある方もいるでしょう。その方にとって、車での移動は便利な移動手段の一つになるでしょう。
対して、車を持つデメリットは以下の通りです。
●初期費用や維持費がかかる
●公共の交通機関よりも移動に時間がかかる可能性がある
●メンテナンスや車検などの手間がかかる
車を持つためには、車両の本体代金や登録費用などの初期費用のほか、ガソリン代や税金、保険料などの維持費もかかります。状況次第では、修理費用として大きな支出が発生するかもしれません。初期費用や維持費で実際にかかる費用は人それぞれですが、少なくない出費になるでしょう。
一般道路や高速道路は渋滞する可能性があり、状況次第では公共の交通機関を利用した方が早く目的地に到着できることがあるかもしれません。ただし、公共の交通機関も遅延が発生することがあるため、所要時間が増える可能性があることは車だけのデメリットとはいえないでしょう。
都市部で車が不要といわれる要因
都市部で車が不要といわれている理由のうち、代表的な2つの理由について解説します。
都市部では交通機関が発達しているから
地域によって差はあるものの、昨今は交通機関の発達が著しいといえます。特に都市部においてはそれが顕著であるため、都市部に住んでいる人は車の必要性を感じにくいかもしれません。
スーパーなど、生活に必要なお店が自宅近所に点在しているケースが多いことも、都市部に住む人が車の必要性を感じにくい理由の一つでしょう。
お金がかかるから
車を所有するには、初期費用や維持費にある程度のお金がかかります。車にお金をかけたくないという思いから、車は不要と考える人もいるでしょう。
車を持つとかかる費用
車を持つためには車両の本体費用のほか、法定費用や維持費などがかかります。
法定費用
法定費用の内訳は以下の通りです。
●自動車税環境性能割
●自動車重量税
●自賠責保険料
●リサイクル料
●消費税
法定費用ではありませんが、上記以外にも諸費用として、納車費用などがかかることがあります。
維持費
維持費の内訳は以下の通りです。
●各種税金
●車検代
●各種保険料
●燃料代
●高速道路などの道路代
●駐車場の使用料
●消耗品費
●メンテナンス費用
ただし、維持費のなかには利用者次第で節約できる、もしくは費用自体がかからないものもあります。例えば、駐車場の使用料は自宅に駐車スペースがあればかからないでしょう。燃料代や道路代などは、車の利用状況によってはそれほどかからない可能性があります。
車を購入するなら費用の全体像を把握
車の購入を検討する場合には車両の本体価格だけでなく、そのほかにかかる初期費用はもちろん、維持費にも目を向けることが大切です。車を持つことで総合的にかかる費用を把握できなければ、思いがけない出費に苦しめられる可能性があります。
車が必要かどうかは当人次第
交通機関が発達している都市部では、移動手段として車の必要性を感じない人もいるでしょう。車を所有することには費用がかかるなどのデメリットがありますが、ストレスがかかりにくい移動が実現できるなどのメリットもあります。
小さい子どもやペットがいる、体調が悪い人などにとっては公共の交通機関よりも、車での移動の方が便利に感じることがあるでしょう。結果的に、車が必要だと感じるかもしれません。これは居住地とは関係性が薄い視点であるため、居住地に関係なく、車が必要かどうかは当人の状況次第でしょう。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
