VPPっおご存知仮想発電所っおどんな発電所なの

配信日: 2019.03.02 曎新日: 2025.09.26
この蚘事は玄 6 分で読めたす。
VPPっおご存知仮想発電所っおどんな発電所なの
皆さん、VPPっおご存知ですか 最近、新聞や雑誌などでよく芋かける蚀葉ですね。これはバヌチャル・パワヌプラントVirtual Power Plantの頭文字をずった蚀葉で「仮想発電所」のこずです。
 
バヌチャルですから、もちろん芋るこずはできたせん。芋えない発電所はどこにあるのでしょう。探っおみたしょうか。
 
藀森犮䞀郎

フリヌゞャヌナリスト

䞭倮倧孊法孊郚卒。電気新聞入瀟、電力・原子力・電力自由化など、䞻ずしお゚ネルギヌ行政を担圓。線集局長、論説䞻幹、特別線集委員を経お2010幎より珟職。電力問題のコメンテヌタヌずしおテレビ、雑誌などでも掻躍䞭。䞻な著曞に『電力系統をやさしく科孊する』、『知っおナットク原子力』、『デヌタ通信をやさしく科孊する』、『身近な電気のク゚スション』、『火力発電、枩暖化を防ぐカギのカギ』、『電気の未来、スマヌトグリッド』いずれも電気新聞刊など倚数。

電力需絊に察する考え方が倉わった

埓来の電力䟛絊システムは、䌁業や家庭の需芁を前提に組み立おられおいお、火力や氎力のような倧型発電所集䞭発電所で、安定した電気を䟛絊しおきたした。電力䌚瀟が刻々ず倉化する需芁に合わせお、発電機で自動的に出力を調敎しお高品質な電気を䟛絊する、「需芁優先型の䟛絊システム」を提䟛しおきたした。
 
ずころが、原子力や火力などの倧型電源が被灜し発電できなくなっおしたった東日本倧震灜。この突然の電力需絊のひっ迫を契機にしお、電力需絊バランス確保に察する考え方が倧きく倉わっおきたした。「䟛絊偎だけでなく需芁偎も参加した新たな゚ネルギヌ管理電力需絊管理システム」に倉ようずの認識が広たっおきたした。
 

4月から自転車の「ハンドサむンが矩務化」ず聞きたした。習ったこずもないですし“片手運転”で危ないですよね 本圓に「反則金5000円」も取られるんですか 青切笊の察象になるか確認
4月から自転車の「ハンドサむンが矩務化」ず聞きたした。習ったこずもないですし“片手運転”で危ないですよね 本圓に「反則金5000円」も取られるんですか 青切笊の察象になるか確認
2026幎4月から自転車にも亀通違反通告制床が導入され、16歳未満の運転者を陀く自転車の亀通違反は青切笊の察象ずなりたす。   自転車も車䞡の仲間であるこずから、自転車の亀通ルヌルの遵守を図るためです。自転車が察象ずされおいる反則行為は现かく決められおおり、違反するず反則金が科せられたす。   本蚘事では、自転車で走行しおいるずきにハンドサむンが無いず青切笊の察象になるのかどうか、ハンドサむンを出さないずどれくらいの反則金になるのかを解説したす。
曎新日:2026.03.29

再生可胜゚ネルギヌの難点を知っお掻甚する

゚ネルギヌを取り巻く情勢の倉化が、認識の倉化を埌抌ししたした。震灜埌、脱炭玠の远い颚を受けお倪陜光発電や颚力発電など再生可胜゚ネルギヌの導入が急速に拡倧したした。
 
さらに、私たちの呚蟺には電気自動車バッテリヌ、蓄電池、コヌゞェネ熱・電䜵絊システム、ヒヌトポンプ蓄熱空調、倪陜光発電・蓄電池、自家発電などが新たな゚ネルギヌ蚭備が急速に普及し始めたした。省゚ネ効果や脱炭玠効果も期埅されおおり、新たな゚ネルギヌリ゜ヌスずしお評䟡されるようになりたした。これら電力関連蚭備、自由化以前は「電力需芁蚭備」ず芋なされおいたした。
 
ずころが、電力䌚瀟の送配電線継投電力に接続されたこれらの分散型゚ネルギヌリ゜ヌスは、需芁蚭備ではありたすが、同時に䟛絊力にも倉身できる機胜も持っおいたす。ここがポむントです。
 
䟋えば、充電・攟電可胜な蓄電池は、非垞灜害時以倖は、䜿われないたたで、胜力を持お䜙しおいたした。電気自動車のバッテリヌもそうですね。クルマを走らせおいるずき以倖は、スリヌプ状態です。䜿い方を工倫すれば、駐車䞭も攟電し、有料で電力䟛絊に圹立぀のですね。
 
たた、倪陜光発電や颚力発電は、条件が敎えばクリヌンな䟛絊蚭備ですが、悪倩候になるず、䞍足分を過料発電に頌る需芁蚭備になっおしたす。火力などの応揎が必芁です。発電量を制埡できないのが再゚ネ電源の難点です。こうした蚭備の難点も発想を倉えれば、「電力需絊の調敎力」ずしお掻甚できるぞ、これがVPP事業発想の背景です。
 

VPPはどこが運営しおいる

VPP事業を運営するのは「アグリゲヌタヌ」AGず呌ぶ専門事業者です。電力䌚瀟ではありたせん。AGは散圚する゚ネルギヌリ゜ヌス電力資源蚭備をIoTものむンタヌネット技術で連系しネットワヌクを構築し、統合的に制埡可胜なVPPシステムを運甚する事業者です。
 
AGの取匕先は、䞀般送配電事業者地域電力䌚瀟、小売電気事業者、小芏暡発電事業者倪陜光発電事業者など、゚ネルギヌリ゜ヌスを所有する電力需芁家です。倉動する電力需芁に過䞍足が生じた堎合、これら顧客を盞手に、発電量や需芁量など調敎電力の取匕売り買いをしたす。
 
これたでは需絊調敎は電力䌚瀟の仕事䟛絊矩務でした、電力自由化により、これからはAGが需絊のしわ取り圹をする時代になりたした。
 
䟋えば、倏の電力ピヌク時。電力䌚瀟から急きょ、電力が足りない調敎電力が欲しいずの芁請を受けたAGは、蓄電池や自動車のバッテリヌの䟛絊力を集めお調敎電力を電力䌚瀟に枡したす。同時に倧きな工堎などず亀枉し、䞍芁䞍急の需芁を抑制し「ネガワット」䟛絊力ず芋なす抑制需芁ずしお電力䌚瀟に枡したす。
 
春、秋の電力の䜎需芁期に倪陜光発電に䜙剰電力が出るず、AGは蓄電池をフル掻甚しお需芁を創出し電力䌚瀟に䟛絊したす。そうすれば、倪陜光の発電量を抑制せずに、運転を続けられたす。需芁家は安い料金で充電できたす、発電事業者も蓄電池需芁家にも経枈的で䞀石二鳥です。
 

VPPを事業化

VPP事業は実蚌詊隓の段階で、事業化しおいたせん。これからです。先進事䟋を玹介したしょう。VPPを䜿っお郜垂防灜型モデル事業を展開しおいる暪浜垂の堎合を芋お芋たしょう。
 
「暪浜型VPP」の事業化に取り組んできたのは暪浜垂、東京電力゚ナゞヌパヌトナヌEP、東芝の者です。狙いは、VPPを掻甚した地域防灜察策の匷化です。そこで幎床の幎間、暪浜垂が地域防灜拠点に指定しおいる垂内の小䞭孊校区、校に蓄電池を蚭眮しお事業化の実蚌詊隓をおこないたした。
 
平垞時ず非垞時の蓄電池の機胜の䜿い分けや制埡技術の怜蚌、事業化の評䟡を行うこずにしたした。その結果、良奜な結果が埗られたため幎床から「暪浜型VPP」を本栌的に導入するこずになりたした。
 
暪浜型VPPの運甚に関する基本的な考え方は、
(1)[平垞時]には小䞭孊校蚭眮された蓄電池玄Whに、事業維持に必芁な最䜎Wh皋床の電力量を確保したうえで、デマンドレスポンスDR、ピヌクカットを含む蓄電池のVPP運甚を図る。
 
(2)[非垞時]には蓄電池の電力を防灜行政無線や避難者リスト䜜成甚パ゜コンの電源に掻甚する。倪陜光発電がある堎合は、蓄電池ず連系させお運甚する。
ずいうものです。
 
幎床からは察象校を垂内党域の玄校に拡倧し、その他公共斜蚭にも蓄電池を蚭眮し、暪浜型VPPを事業展開しおいくこずにしおいたす。
 
幎床は、さらに「公甚車EV電気自動車を掻甚したV2X事業」に぀いお、事業化怜蚌を行うこずにしおいたす。公甚車掻甚VPP、倧いに泚目ですね。
 
車のバッテリヌから倖郚の電力蚭備ぞ絊電するこずを総称しお「V2X」Vehicle to Xず呌んでいたす。X事業の内蚳は、V2HHHome、V2BB:Building、V2GGGridなどがありたす。V2Gずは、平垞時は倪陜光など再゚ネ電力を公甚車EVに絊電充電し、これを電力需芁のピヌク時に電力系統の調敎電力ずしお掻甚する掻甚法です。電気自動車ず再゚ネのコラボレヌションです。
 
東北電力ず仙台垂も防灜型VPPの事業化蚈画を進めおいたす。数十台の電気自動車をIoT技術でネットワヌク化し、地域の電力䟛絊に圹立おるこずにしおいたす。
 
たた、垂内の小孊校避難所に蚭眮した蓄電池ず再゚ネ電力、電気自動車を掻甚し、普段は系統電力の調敎力を提䟛し、非垞時には地域電源ずしお掻甚する防灜VPPの運甚を図るこずにしおいたす。
 
VPPの事業化に぀いおは、経枈産業省が旗振り圹をし、党囜で぀のVPP事業実蚌詊隓プロゞェクトが進んでおり、順次事業化を目指しおいたす。
 
今幎は倏堎の電力ピヌク時の電力䞍足時、あるいは倏堎に奜倩が続き倪陜光発電の電力䜙剰が出たずきなどに、VPPあるいはデマンドレスポンスDRなどのニュヌスに接するかもしれたせんね。VPP事業の拡倧により、再゚ネ導入が拡倧するかも知れたせん。
 
執筆者藀森犮䞀郎ふじもり れいいちろう
フリヌゞャヌナリスト
 

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