子どもの「スマホ利用料金の平均額は「月3000円」! 「内訳や節約方法」を紹介
この記事では、子どものスマートフォン料金の内訳と、少しでも利用料を安くする節約方法を紹介します。気になる課金事情も一緒に確認しておきましょう。
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「月3000円」の内訳と子どもの課金事情
まずは、月3000円の内訳から紹介します。
基本料金はキャリアや契約通信容量によって変わる
スマホの月額料金は、キャリアやプランによって異なると考えられます。そこで今回は、「docomo」の「U15はじめてスマホプラン」の例を参考にみていきましょう。以下の表1にまとめました。
表1
| 5GB/月 | 1815円/月 |
| 10GB/月 | 2695円/月 |
※株式会社NTTドコモ「U15はじめてスマホプラン」を基に筆者作成
表1から分かるように、5GBのプランで約1800円、10GBのプランで約2700円です。子どもの契約通信容量の目安は1GB〜3GB程度のようですが、5GBあれば外出先でも安心して使用できる可能性があります。
キャリアによって金額は異なる可能性があるため、家族で話し合ってライフスタイルに合ったプランを探してみましょう。
キャリアによってはフィルタリングサービスが有料
有害なサイトへのアクセスを制限してくれるフィルタリングサービスは、キャリアによっては有料で加入する必要があります。「楽天モバイル」では月額330円、「イオンモバイル」では月額220円です。
約7割の子どもは課金していない
東京都生活文化スポーツ局の「家庭における青少年のスマートフォン等の利用等に関する調査報告書」によると、スマホの課金サービス利用額について尋ねたところ、「課金していない」と回答した割合は68.4%でした。
課金している子どもの保護者の回答で最も多かった支払金額は「999円以下」で、子どもの学年があがるにつれて「わからない」と回答する保護者が多くなっています。
課金トラブルを防ぐためにも、「課金する前に必ず親に伝える」「友だちにはプレゼントしない」など早いうちから家族で課金のルールを決めておきましょう。最近では、子どもでもコンビニエンスストアで簡単に課金用のプリペイドカードが購入できる傾向があるため、注意が必要です。
子どものスマホ料金の節約術
ここからは、少しでも子どものスマートフォン料金を安くするためにできる節約術を紹介していきます。利用環境を見直すだけで、月額1000円以上節約できるかもしれません。
格安SIMを使う
格安SIMを利用すると、月額のプラン料金を大幅に抑えられる可能性があります。格安SIMが人気の「LINEMO」のプランを表2にまとめました。
表2
| 3GB/月 | 990円/月 |
| 10GB/月 | 2090円/月 |
※ソフトバンク株式会社「料金プラン」を基に筆者作成
先述のとおり、子どものデータ容量は多くの場合1GB〜3GB程度とされているようなので、月額990円で利用できる可能性があります。
Wi-Fiを活用する
Wi-Fi環境では、契約通信容量を使用せずにスマートフォンが利用できるため、自宅ではWi-Fiを活用するようにするとよいでしょう。
通信環境などの事情でWi-Fi接続が切れてしまうと、自動的にモバイルデータ通信に切り替わってしまうため、子どもにも日頃から画面のWi-Fiマークを確認するように伝えておきましょう。
無料通話アプリを利用する
キャリアによって金額が異なる可能性はありますが、一般的なスマートフォンの通話料金は、30秒で約20円とされているようです。10分通話すると約400円と考えると、子どもにとっては大きな額となる可能性があります。
LINEをはじめとした無料通話アプリを利用すると、かけ放題プランに加入しなくても通話ができるため、家族間でも利用を検討してみるとよいでしょう。
子どものスマホ利用は使用環境で異なる
子どものスマートフォン利用料金の平均額は3000円ですが、キャリアや使用環境によって大きな差が生まれる可能性があることが分かりました。
再度子どもの利用環境を確認することで、無駄な出費を抑えられる場合もあるでしょう。この記事を参考に、家族であらためて話し合ってみてください。
出典
株式会社NTTドコモ U15はじめてスマホプラン
楽天モバイル株式会社 あんしんコントロール by i-フィルター
イオンリテール株式会社 イオンモバイルセキュリティPlus
東京都生活文化スポーツ局 家庭における青少年のスマートフォン等の利用等に関する調査報告書
ソフトバンク株式会社 料金プラン
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
