友人の子どもはインフルエンザの予防接種に「3000円」の助成金がもらえたそうです。私は「2000円」しか出なかったけど、なぜなのでしょうか?
配信日: 2025.03.14

子どもがインフルエンザの予防接種を受けた場合、自治体から助成金が出て予防接種時の自己負担額が軽減されることがあります。
そこで今回は、インフルエンザの予防接種の助成金について解説していきます。子ども以外に助成金の対象になる方についても見ていきますので、毎年インフルエンザの予防接種を受けている方はぜひ参考にしてださい。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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子どものインフルエンザ予防接種の助成金について
子どもが受けるインフルエンザ予防接種の助成金額や利用条件は、自治体によって異なります。
東京都文京区の助成額は、生後6ヶ月~中学3年生までの子どもを対象に1回3000円(13歳未満は2回まで、13歳以上は1回まで)です。
一方で、同じ東京都でも練馬区では生後6ヶ月~小学6年生まで1回2000円(期間中に2回まで)などの違いがあります。具体的には、予防接種の料金から各自治体の助成金額を差し引いた金額を支払うことでこの制度を利用できるようです。
インフルエンザの予防接種をすると絶対にかからないというわけではありませんが、重症化や死亡を予防することには一定の効果があるといわれています。
インフルエンザの予防接種の回数は年齢により異なり、次のように定められています。
・13歳以上は原則1回
・13歳未満は2回
インフルエンザの予防接種の料金は、3000円~5000円程度と病院やクリニックによって異なるでしょう。
1回の予防接種の料金を3500円とした場合、13歳未満の子どもは2回の接種が必要なことから予防接種に必要な金額は7000円程度、13歳未満の子どもが2人いる場合は約1万4000円とかかる費用は少なくありません。自治体から出る1回4000円~6000円の助成金は家計にとって非常に助かると感じる方も多いでしょう。
インフルエンザ予防接種の助成金は子どもだけ?
インフルエンザの予防接種は子どもだけでなく、次のような方にも助成金が出ることがあります。
・65歳以上の方
・60歳~64歳の方で、心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
・妊娠中の方
65歳以上の高齢者の方は無料で接種を行う自治体もあるようです。対象の方はあらかじめ予防接種費用助成の案内と予診票が送付されることもあります。実際の助成金額や利用方法は自治体により異なりますので、詳細が知りたい方はお住まいの自治体のホームページなどで確認してみてください。
子どものインフルエンザ予防接種は自治体により助成金額が異なる
子どものインフルエンザ予防接種の助成金額は自治体により異なります。インフルエンザ予防接種の助成を受けるためには、年齢のほかに接種日時点で助成を受ける地区に住民登録がある、指定された医療機関で受ける必要があるなどの条件が設けられていることが多いようです。
インフルエンザの予防接種を受けると絶対にインフルエンザにかからないというわけではありませんが、重症化や死亡を予防することに一定に効果があるとされています。
子どもだけでなく、65歳以上の高齢者や条件を満たす60歳~64歳の方、妊娠中の方、生活保護受給中の方なども同様に助成を受けられる場合があるのです。対象の方には予防接種助成の案内や予診票が送付されるケースもあります。
具体的な金額や利用条件は各自治体により異なりますので、詳細を確認したい方は事前に自治体のホームページや広報誌などで最新情報をチェックしてみてください。
出典
文京区 令和6年度子どもインフルエンザ
練馬区 小児インフルエンザ任意予防接種費用の一部助成について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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