甥っ子に中学校の“卒業祝い”として1万円を贈ったのですが、夫から「入学祝いも必要では?」と言われました。両方贈るのが一般的なのでしょうか?
配信日: 2025.03.15

そこで本記事では、卒業祝いと入学祝いのどちらを優先するかについて解説します。お祝いの渡し方や相場についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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一般的には「入学祝い」を優先することが多い
卒業と入学のお祝いが重なる際は、一般的に「入学祝い」を優先することが多いようです。入学祝いが優先される背景には、新生活に必要な学用品をそろえたり、身の回りの物を新調したりと、なにかと費用がかかることが考えられます。
お祝いに関する厳密なルールはありません。親しい仲であれば、どちらも贈ってもよいですが、相手に気を遣わせないように気をつけましょう。入学祝いも贈りたいと考える場合は、文房具などのプレゼントを用意するのもよいかもしれません。
「入学試験の結果を待っている」「卒業後の進路が決まっていない」などの場合は、卒業祝いとして贈る配慮も必要です。
お祝いの相場やマナーは
ここではお祝いの金額相場や、お祝いを渡す際のマナーについて解説します。
お祝いの金額相場は
フタバ株式会社が2024年2月に行った「入園入学・卒業のお祝いに関するアンケート調査」を基に、入園入学・卒業祝い(現金)の金額を表1にまとめました。
表1
金額 | 人数 (対象200人・複数回答) |
---|---|
5000円~1万円未満 | 83人 |
1万円~2万円未満 | 78人 |
5000円未満 | 32人 |
2万円~3万円未満 | 10人 |
3万円~4万円未満 | 4人 |
5万円~6万円未満 | 3人 |
6万円~7万円未満 | 1人 |
出典:フタバ株式会社「入園入学・卒業のお祝いに関するアンケート調査」を基に筆者作成
200人に聞いたお祝いの金額では、「5000円~1万円未満」が83人と最も多く、2万円以上になると大きく減少します。一般的には、2万円以内が相場と考えてよいでしょう。また、現金の代わりにギフト券などを贈るケースもあるようです。
小学校・中学校・高校の入学祝いには、学校生活をサポートできるような文房具や図書カードなどもおすすめです。また、新生活で使えるような実用的なアイテムもよいでしょう。
お祝いを渡す際のマナー
「卒業」「入学」どちらのお祝いでも、入学・就学前に渡すことが一般的とされています。入学祝いは、3月の初旬から中旬ごろを目安に贈るのがベストです。もし、入学の時期に贈れない場合は、遅くても入学から1ヶ月以内を目安に渡せるとよいでしょう。
なお、受験生へ入学祝いを渡す場合は、進学先が決まってからにしましょう。合格した進学先が第一志望ではない場合、入学せずに再度受験に向けて準備することも考えられます。
その場合、入学祝いが失礼になりかねません。入学祝いを渡す前に受験の結果を確認し、進学先が決まってから渡すようにしましょう。
どの学校を選んでも、入学自体がめでたいことです。贈り忘れのないように注意しましょう。また、入学祝いは基本的に本人へ直接手渡しすることが理想とされています。「おめでとう」の気持ちを直接伝えるか、メッセージカードを添えると喜んでもらえるでしょう。
「卒業祝い」を渡していれば「入学祝い」は贈らなくても問題ないと考えられる。何か贈りたいなら気を遣わせないものを
厳密なルールはありませんが、すでに卒業祝いを渡していたら入学祝いは渡さなくてもよいと考えられます。一般的にお祝いは「入学祝い」が優先され、金額は5000円~2万円以内が相場です。渡し方としては、3月初旬から中旬ごろに直接渡すことが理想とされています。
もし、「卒業祝い」を渡したが「入学祝い」も贈りたい場合は、文房具やプチギフトなどの品物を選び、なるべく気を遣わせないような配慮ができるとよいでしょう。
出典
フタバ株式会社 入園入学・卒業のお祝いに関するアンケート調査(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー