月収20万円の単身者でもUR賃貸に申し込みは可能?どのような物件を選べばいいの?
配信日: 2025.03.16

そこでこの記事では、UR賃貸の申し込み条件や収入基準、単身者向けの家賃プランについて詳しく解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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UR賃貸とは
UR賃貸住宅とは、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が管理し運営する賃貸住宅で、礼金・仲介手数料・更新料・保証人が不要という特徴があります。公的機関が提供しているのが特徴です。
入居基準として一定の収入基準を満たす必要がありますが、家賃の引き下げ制度や近居割など、条件に応じた支援制度もあります。
物件はさまざまで、駅近物件や設備の整ったマンションタイプの住宅も選択可能です。さらに、単身者や高齢者向けの住まいも充実しています。
UR賃貸に申し込む際の条件
UR賃貸は、以下の条件を全て満たす方が申し込み可能です。
・申込者本人の平均月収額が基準月額以上ある
・日本国籍の方、またはURが定める資格を持つ外国籍の方で、継続して自ら居住するための住宅を必要とする方
・単身者または同居しようとしている親族がいる方
・同居世帯全員がURが定める入居開始可能日から1ヶ月以内に入居でき、円満な共同生活ができる方
・入居者全員が暴力団員ではない方
単身者における収入の基準については、次で詳しく見ていきましょう。
月収20万円でも大丈夫?単身者の基準となる収入額とは
単身者の場合、希望する物件の家賃が6万2500円未満であれば、家賃の4倍の平均月額収入が条件となります。月収20万円の場合は、家賃が5万円の物件に申し込み可能です。月収15万円なら、家賃が3万7500円の物件に申し込めます。
家賃額が6万2500円〜20万円未満の場合は25万円の月収、20万円以上の賃貸額は40万円の月収が基準となっています。平均の月額収入が基準に満たない方は、条件を満たせば特例を受けられるため、気になる方は問い合わせてみてください。
単身者に向いているURの家賃プラン
ここからは単身者がUR賃貸に申し込んだ場合、どのような物件を選べるのか、割引プランをご紹介します。
U35割
「U35割」は契約者が35歳以下の単身者や学生、ファミリー層が利用できるプランです。対象物件に限り、契約開始から最大3年間、通常よりお得な家賃で契約できます。
配偶者の年齢は問われませんが、同居できる親族は基本的に35歳以下に限られるため、家族で利用される方は注意が必要です。詳しくは、UR賃貸へ問い合わせてみてください。
URライト
「URライト」は、一部の物件を除いて契約期間が3年までの、短期入居向けのプランです。単身赴任や学校を卒業するまでの数年間など、短期間の滞在を予定している方に適しています。
契約の更新はできませんが、月々の家賃を通常よりおさえられるメリットがあります。ただし、3年以上住む場合は一部の物件において通常の家賃と同額になるため、念のために確認しておくとよいでしょう。
UR-DIY
「UR-DIY」は入居者が自由にリフォームできる賃貸物件で、壁の塗装や床の張り替えなどを自己負担でカスタマイズできます。ただし、対象となるのは1年3ヶ月以上入居できる方です。
DIY住宅ならプランニングや施工期間として、3ヶ月の家賃が無料となりますが、1年3ヶ月以内に退去した場合は払い戻しが求められるため、注意が必要です。
UR賃貸は単身者で月収20万円でも申請可能
UR賃貸は賃貸額が6万2500円未満の物件の場合、家賃の4倍の月額収入があれば申し込み可能です。そのため、月額20万円の収入であれば、家賃が5万円の物件に申し込めます。家賃が6万2500円以上の物件は、月額25万円以上の月額収入が必要です。
UR賃貸にはさまざまなお得なプランがあり、単身者向けの物件も多くあります。さらに、仲介手数料や礼金、保証人や保証料もないため初期費用をおさえたい方に向いているでしょう。
ただし、UR賃貸を利用するには、定められた条件を全てクリアする必要があります。詳しくはUR賃貸へ問い合わせてみてください。
出典
UR都市機構 UR賃貸住宅とは
UR賃貸住宅 お申込み資格
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー