結婚式の相場はどのくらい? 家族だけで済ませるのは少数派なの?
配信日: 2025.03.24

本記事では、結婚式の相場を詳しく解説します。これから結婚を控えているカップルや結婚式にかかる費用に興味がある方はぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
結婚式にかかる費用相場
株式会社リクルートが企画・運営をする結婚情報誌「ゼクシィ」が実施した新婚カップルを対象とした「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、挙式を含めた結婚式にかかる費用総額の平均は、343万9000円でした。これは、前年調査比の105.1%であり、16万8000円程度増加していると分かります。
また、ご祝儀総額の平均は205万6000円、カップルの自己負担額の平均は161万3000円でした。
ちなみに、結婚披露宴やウエディングパーティーなどは、コロナ禍をきっかけに家族や親族のみの20名未満という小規模で開催される割合が最も高かった年もありましたが、その割合は2021年をピークに低下し、2024年の調査では、80人以上の比較的大きな規模で開催するケースが増えてています。
参加者が多ければ多いほど、もちろん結婚式にかかる費用は高額になりがちです。同調査によると、披露宴やウエディングパーティーの招待客1人あたりにかかる費用の平均は8万6000円でした。
少しでもコストを抑えたい方は、最低限の招待客に限定して結婚式を企画する必要があるでしょう。
結婚式費用の分担方法
結婚式にはまとまったお金がかかりますが、具体的にどのように負担するケースが多いのでしょうか。
「どちらか一方が多く負担する」場合は、収入差や招待するゲスト数の差などを考慮して負担額を調整する場合が多くみられます。お互いが納得できる場合は「どちらか一方が全額を負担する」ケースもあるでしょう。
また、新郎・新婦が2人で折半する方法は、お互い対等な立場でありたいと感じているカップルや衣装代やゲスト人数の差に関係なく費用を負担したいと考えるカップルにおすすめです。
結婚式費用の節約術
「一生に一度の結婚式だから、内容にこだわりたい。」とお考えの方も多いでしょう。ここでは、結婚式費用の節約術をご紹介します。
日時にこだわらない
一般的に、結婚式は大安や友引などの日取りの良い日を希望される方が多くみられます。また、ゲストの方たちのことを考え、土日や祝日に執り行うケースも多いでしょう。
そこを逆手に取って、比較的人気の少ない日取りや時間帯を選ぶことで節約につながります。
式場によっては、「平日プラン」「仏滅プラン」、そして「ナイトウエディングプラン」など、独自の格安プランを設定しているケースもあります。
真夏や真冬の時期を狙う
結婚式は、気候の穏やかな春や秋の時期が好まれる傾向にあります。そのため、真夏や真冬などの季節は、割安な価格で結婚式を挙げられるケースも少なくありません。ただし、いくら安いからといって、お盆や夏休みなどの8月中旬から下旬や年末年始はなるべく避け、招待するゲストの方たちへの配慮を忘れないようにしましょう。
予算に合わせた理想の結婚式を計画しよう
結婚式の相場は、会場やゲスト数、演出方法によって大きく変動するものです。まとまった費用が必要な結婚式ですが、今回ご紹介した節約できるポイントを踏まえて実践できれば、コストカットにつながると考えられます。
費用のことでもめないためにも、新郎・新婦の結婚式に対する価値観を共有したうえで、予算にわせて理想の結婚式を計画していきましょう。
出典
株式会社リクルート 「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー