【要注意】SNSにお店の「料理の写真」を投稿したら、「損害賠償」を請求されるリスクが? 海外では写真の「QRコード」から、いたずらで大量注文された事例も! SNSへの投稿時の注意点とは

配信日: 2025.03.25

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【要注意】SNSにお店の「料理の写真」を投稿したら、「損害賠償」を請求されるリスクが? 海外では写真の「QRコード」から、いたずらで大量注文された事例も! SNSへの投稿時の注意点とは
飲食店の口コミサイトには一般ユーザーがアップした写真が多く掲載されています。
 
しかし店側の許可なく写真を撮り投稿した場合、店側から損害賠償を求められる可能性があることをご存じでしょうか。また、海外では注文用QRコードが写り込んだ写真をアップしてトラブルに見舞われた例があり、日本においても同様のリスクがないとも言い切れません。
 
本記事では、SNSに飲食店の写真を掲載するときの注意点や、QRコード詐欺の事例などを詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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許可なく撮影で50万円の請求に?

例えば日本では、許可を得ていないのに店内を勝手に撮影すると、10万円から50万円の損害賠償を請求されるリスクがあります。店舗のオーナーには施設管理権があり、施設内の録音や撮影を禁止することができます。「撮影禁止の注意喚起がないから撮影できる」と思っていると危険です。
 
たとえ撮影禁止の張り紙がされていないとしても、店舗のオーナーが「撮影禁止」と決めた場合、撮影したり録音したりすることができないケースはあると考えられます。名誉権侵害などの不法行為があると、さらに損害賠償の金額が増える可能性があります。
 

中国では写った店内のQRコードでトラブルも

中国では、レストランでの食事中に料理の写真を撮影し、SNSにアップしてトラブルに見舞われた例があります。中国の飲食店を訪れた女性がインターネット上にアップした写真には、注文用のQRコードが写っていました。
 
この女性はそれに気づかずSNSに投稿してしまい、自分が注文していない大量の料理がテーブルに届きました。SNSの投稿を見ていた人たちが、いたずらで料理を注文していたのです。最終的に女性には6万ドル(約900万円)分の請求書が来てしまったと、2023年12月に海外で報じられています。
 
日本においても、注文用のQRコードをスマートフォンで読み取りメニューを頼む形態の飲食店が増えてきました。紹介したのはあくまで中国の事例ですが、QRコードが写り込んだ状態で写真をSNSにアップする行為にはリスクがあるといえます。
 

写真をSNSに掲載してもよいかを確認する

料理の写真を撮影するときやSNSに掲載する場合は、お店に許可を取りましょう。SNSにアップする内容によっては、お店の評判を不当に落とす原因にもなります。マナーを守り、お店に不快感を与えないよう配慮する必要があります。
 

QRコードや決済に関する情報が写ってないかに注意する

仮に店から許可を得たとしても、SNSを見た人にいたずらされないよう注文用QRコードや決済に関する情報が写っていないかを確認することも大切です。時間やレシートなどから居場所を特定されてストーキングなどのトラブルにつながることもあります。
 

店員や他の客が写真に写り込んでいないかを確認する

店員や別席の客の顔が判別できる写真を無断で投稿すると、プライバシーの侵害になる可能性があります。写真に他人の顔が入っていないかを確認してからSNSにアップしましょう。
 

お店の写真をアップするときは、写っているものを確認しよう

飲食店で気軽に写真を撮る場面がよく見られますが、まず店員さんに撮影許可を取るのがベターです。許可を得てない状態で撮影することで、国内では10万円から50万円の損害賠償を求められるケースも考えられます。
 
また、許可を得て撮影・SNSにアップするときでも、すぐの投稿は控え、まずは他人を特定できるもの、決済に関するものが写り込んでいないかを確認し、トラブルを未然に防ぐことが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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