田舎暮らしのため、大学生の息子の通学に毎月「4万円」かかります…一人暮らしよりは安く済んでいると思いますが、通学費はどのくらいが普通なのでしょうか?

配信日: 2025.03.25

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田舎暮らしのため、大学生の息子の通学に毎月「4万円」かかります…一人暮らしよりは安く済んでいると思いますが、通学費はどのくらいが普通なのでしょうか?
子どもの通う大学が家から遠い場合、交通費が高くなる可能性があります。
 
月に何万円もの交通費を負担していると、「大学の近くに部屋を借りて一人暮らしをさせた方が安く済むのではないか?」と思うこともあるでしょう。
 
本記事では、大学生の通学費の平均と一人暮らしをした場合の生活費の平均をご紹介するとともに、通学費を安くおさえる方法についてもまとめています。
FINANCIAL FIELD編集部

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大学生の通学費の平均はどれくらい?

独立行政法人 日本学生支援機構が公表した「令和4年度 学生生活調査結果」によると、昼間部の大学学部に通う学生のうち、自宅から通う学生の通学費の年間平均は9万8300円です。1ヶ月に換算すると約8200円になるので、今回の事例の「毎月4万円」は平均より大幅に高いといえるでしょう。
 
また、同調査によると片道の通学時間の平均は、自宅から通う昼間部の大学生の場合「31~60分」が最も多く、次いで「61~90分」「91~120分」となっています。これよりも通学時間が大幅に長くかかっているようであれば、金銭的な問題だけでなく、子ども本人の肉体的・時間的な負担も大きいと考えられます。
 

一人暮らしをした場合の生活費の平均は?

交通費が平均より大幅に多くかかっているとなると、「大学の近くに一人暮らしさせた方が安く済むのでは?」と考えることもあるでしょう。大学の近くに部屋を借りるとして、大学生の一人暮らしにかかる平均生活費を確認してみます。
 
上記の調査によると、昼間部の大学学部に通う学生のうち、下宿・アパートに住んでいる学生の1ヶ月の平均生活費は表1の通りです。
 
表1

生活費内訳 年平均 月平均
食費 26万2400円 約2万1867円
住居・光熱費 45万5400円 3万7950円
保健衛生費 5万2800円 4400円
娯楽・し好費 12万9900円 1万825円
その他の日常費 17万1300円 1万4275円
合計 107万1800円 約8万9317円

出典:独立行政法人 日本学生支援機構「令和4年度 学生生活調査報告」を基に筆者作成
 
一方、自宅から通学している大学生の生活費は年平均が42万4300円なので、1ヶ月に換算すると約3万5358円です。これに月4万円の交通費を足すと、合わせて約7万5000円の費用がかかることになります。
 
大学の近くで一人暮らしをして交通費を0円におさえた場合でも1ヶ月の生活費は約9万円かかるため、やはり自宅から通った方が月々の費用を安くおさえられる可能性はあります。
 

通学費を安くおさえる方法

一人暮らしをするよりも安く済むとはいえ、毎月4万円もの交通費を負担するのは大変なことでしょう。少しでも通学にかかる費用をおさえられるよう、対策をいくつかご紹介します。
 
例えば、通学に交通系ICカードを使っている場合は、クレジットカード払いにする方法です。交通系ICカードの多くはクレジットカードでチャージすることでポイントがつくようになっているため、お得に利用できます。
 
また、バスを利用する際も現金ではなく交通系ICカードを利用して乗車した方が安くなります。バスの場合も通学に使える定期券が用意されているため、チェックしておくといいでしょう。
 
あとは、できるだけ徒歩や自転車で移動するようにして、交通機関の利用を減らすことも検討してみることをおすすめします。
 

大学生の通学費用の平均は月8200円

大学から離れた場所にある自宅から通学する場合、月々の交通費が高額になってしまうこともあるでしょう。
 
大学生の通学費用の平均は月8200円ということなので、今回の事例の「月4万円」はかなり高い方であるといえます。しかし、それでも大学の近くに部屋を借りて一人暮らしをする場合よりも月々にかかる費用は安く済む可能性があるようです。
 
交通費を少しでも安くする方法を確認し、実践してみるといいでしょう。
 

出典

独立行政法人日本学生支援機構 令和4年度学生生活調査報告(26、34ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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