娘の結婚式に地元の親戚を招待します。「宿泊費」と「交通費」はだれが負担するのが一般的ですか?
配信日: 2025.03.25

そこで今回は、結婚式に遠方から参加してもらう際の宿泊費やお車代の扱いについて紹介します。結婚式の準備中の方や、近々結婚を考えている方はぜひ、参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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遠方から参加する方の「宿泊費」と「交通費」はだれが負担する?
遠方から訪れる親族の宿泊費やお車代などは、新郎新婦側が負担するケースが一般的です。移動手段によっても費用は異なるため、事前にゲストへ確認しておくと安心です。
渡す費用は少なすぎても多すぎても望ましくはありません。移動手段と相場を調べ、かかる予想額にいくらかプラスして「5000円」や「〇万円」などのキリのよい金額にするとよいでしょう。
なお、同じ地域から来られる方には金額をそろえて渡すと安心です。万が一、ゲスト間で費用の話になった場合、差があると今後の関係性に問題が生じるかもしれません。
また、交通費だけでなく、宿泊費用も渡す場合には、新郎新婦側の負担が大きくなります。そのようなときには、ご祝儀の辞退などで対応する方法もあります。ほかにも、ホテルで結婚式を開くとセットプランなどを利用できるケースもあるため、工夫次第で出費をおさえられるでしょう。
なかにはお金を包まず、交通チケットを購入して渡したり、事前に宿泊先を予約したりしておくケースもあるようです。自分たちに合った方法を選択しましょう。
遠方から参加する親族の宿泊費用などに関するマナー
費用に関する話は招待状を送る前に電話などで連絡をしておくと安心です。新郎新婦側が全額負担するのか、ゲストに一部負担してもらうのかなど、親族であってもお金に関する内容はきちんと伝えましょう。お互いの認識に齟齬(そご)があれば、トラブルにつながるおそれがあり、後々の関係性にも支障をきたしかねません。
宿泊費用などはゲスト全員に対して支払うものではないため、渡し方にも配慮が必要です。渡し間違いがないように芳名帳記入時や、披露宴のあいさつ回りの際に新郎新婦の親から渡すなど、適切なタイミングを見計らいましょう。
そのほか、遠方から訪れる親族などに対する配慮
遠方から訪れる親族・ゲストに対するマナーとして、費用以外にもいくつか気をつけるべきポイントがあります。
・交通アクセス
・曜日
・開始時間
・宿泊場所
遠方から訪れるゲストは公共交通機関を利用する場合が多いです。そのため、駅からのアクセスが複雑な場合、ゲストの負担が大きくなるため注意しましょう。土地勘がない、慣れていない方でもアクセスしやすい会場を選ぶと安心です。
土日休みの方が比較的多い傾向にあるため、翌日も休みになる土曜日が人気となりやすいです。平日休みの職種の方の場合は日程の調整が必要になるため、2~3ヶ月前には日程を伝えておきましょう。
開始時間はゲストによって変わります。遠方からのゲストが多い場合は、午後からの開始がおすすめです。開始が午前の場合、遠方からのゲストは動き出しが早朝や前日からになり、負担がかかります。
結婚式ではゲスト側も準備が必要なため、遠方から参加するゲストは宿泊を希望する場合が多いです。その際、会場と宿泊場所の距離が近ければ移動の手間が省けますし、準備に使える時間も増えます。会場周辺の宿泊場所についても事前に調べておき、ゲストに伝えておくとゲスト側も安心できます。
結婚式に招いた遠方のゲストの「宿泊費」「交通費」は新郎新婦が負担することが一般的
遠方に住む親族を結婚式に招待した場合、宿泊費や交通費などは新郎新婦が負担することが一般的です。
新郎新婦側で負担が難しい場合は、ご祝儀を辞退すれば先方にかかる負担を軽減できます。また、渡す金額はゲストによって差が生じないようにしましょう。万が一、ゲスト間で話題になった際に今後の関係性に支障をきたす可能性があります。
新郎新婦とゲスト、どちらも気持ちよく幸せな場を迎えられるよう、事前に話し合って決めましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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