スマホを「格安SIM」に乗り換えたので、1ヶ月あたり「4000円」も安くなりました。どうしてこんなに料金差があるのでしょうか?
配信日: 2025.03.25

しかし、大手キャリアに比べて格安SIMが割安なのは、サービスに問題があるか、大手キャリアより機能が劣っているからではないかと不安な方もいるでしょう。
本記事では、大手キャリアと格安SIMにどの程度の価格差があるのか、その価格差が生じる理由について解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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格安SIMと大手キャリアの料金プランを比較
大手キャリアから格安SIMに乗り換えた際にどの程度の価格差が生じるのか、格安SIMと大手キャリアの料金プランを【図表1】で比較します。
【図表1】
月額料金 | データ容量 | ||
---|---|---|---|
大手キャリア | ドコモ eximo | 5665円 | 1~3GB |
ソフトバンク ミニフィット+ | 5478円 | 2~3GB | |
au スマホミニプラン | 6358円 | 1~3GB | |
格安SIM | LINEMO ベストプラン | 990円 | ~3GB |
楽天モバイル Rakuten最強プラン | 1078円 | ~3GB |
※通信会社各社サイトに掲載されたプラン料金から筆者作成
各社ともに、月間で利用できるデータ容量によって月額基本料金が変わります。データ容量3GBで比較した場合、大手キャリアと格安SIMの価格差は4000円以上です。
単純計算ではありますが、大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、年間約4万8000円の節約につながると考えられます。
格安SIMと大手キャリアで料金の差が大きい理由
格安SIMは、大手キャリアと比べて運用コストが安くおさえられています。さらに、プランが柔軟で自身が必要な機能やオプションだけを選択できるため、ニーズに合わせて最小限のプランでの契約も可能です。
そのような理由から、格安SIMは大手キャリアと比べて月額料金が安くなっています。具体的に料金差の理由を解説します。
運用コストが安くおさえられているから
格安SIMは、大手キャリアと比べてネットワーク設備や人件費などの運用コストが低いため、月額料金をリーズナブルに提供できます。
格安SIMは自社でネットワーク設備を持たず、大手キャリアの通信網を借りて運営しています。そのため、設備投資や運用のためのコストは最小限です。大手キャリアの通信網を利用するため、サービスエリアは大手キャリアと変わりません。
また、多くの格安SIMは店舗を持たずにWEB申し込みだけのため、店舗の賃料や人件費も安くおさえられています。
最低限のプランを選択できるから
格安SIMでは、必要なサービスやオプションのみを自分で選び、最低限のプランを選択できる点も月額料金を安くおさえられる理由です。
大手キャリアと比べて低容量のプランが多く、月間の通信量が少ない方は月額料金を安くおさえられます。通話機能がないデータのみの利用や、物理的なSIMカードのないeSIMでの利用も可能なため、2台目のスマホとしてもおすすめです。
また、短時間の通話かけ放題サービスや留守番電話サービスもオプションとして設定されており、自身の必要なオプションのみを選択できます。格安SIMはWEBからの申し込みが基本となっているため、落ち着いてプランやオプションを比較検討しやすい点もメリットです。
格安SIMを使用するうえでのデメリットも知っておこう
格安SIMには、通信速度が遅くなる場合がある点や、サポートが不十分な点など、デメリットもあることを知っておきましょう。
格安SIMは大手キャリアの通信網を借りて運営されているため、大手キャリアの回線に悪影響を与えないように通信量が制限されています。そのため、昼間や夕方、夜間帯などの回線が混み合う時間には、回線に制限がかかり通信速度が遅くなってしまう場合があります。
また、格安SIMは基本的に店舗を持たないため、対人でのサポートを受けられず、オンラインサポートが中心です。分からない点をスタッフに聞きながら契約を進めたいと考える方には不向きといえます。
格安SIMでは基本的にSIMのみを契約する形のため、スマホ端末は別に用意する必要がある点にも注意しておきましょう。
格安SIMへの乗り換えで4000円以上安くなるケースも! デメリットも知ったうえで検討しよう
大手キャリアから格安SIMに乗り換えた場合、プランや月間の通信量にもよりますが、月額料金が4000円以上安くなるケースもあります。
格安SIMは、大手キャリアの通信網を借りて運営されているため、運営コストをおさえられ、割安な月額料金で提供されています。ただし、あくまでも通信網を借りている側のため、回線が混み合う時間帯には通信速度が制限されるケースもある点には注意が必要です。
値段で比較するのはもちろんですが、格安SIMのデメリットも知ったうえで乗り換えを検討するようにしましょう。
出典
株式会社NTTドコモ ドコモで選べる料金プラン
ソフトバンク株式会社 ミニフィットプラン+
KDDI株式会社 au スマホミニプラン+
ソフトバンク株式会社 LINEMO LINEMOベストプラン(料金プラン)
楽天モバイル株式会社 Rakuten最強プラン(料金プラン)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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