1DKの「汚部屋」暮らし。使っていないスペースに“家賃”をいくら払ってる?「都内26㎡・家賃9万円」で試算
配信日: 2025.03.26

今回は、26平方メートル・家賃9万円の1DKの部屋を例に、使っていない荷物が4畳分を占拠している場合、そのスペースにどれだけの家賃を支払っているのかを試算したうえで、見えない損について解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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4畳分の「死にスペース」の家賃はいくら?
汚部屋状態の使っていないスペースが家賃いくら分に相当するのか計算してみました。
・部屋の広さ:26平方メートル
・家賃:9万円
・使っていないスペース:4畳(約6.5平方メートル)
家賃9万円で26平方メートルの場合、1平方メートルあたりの家賃は約3500円です。これを4畳分で計算すると3500円×6.5平方メートル=約2万3000円になります。つまり、使っていないスペースに毎月約2万3000円の家賃を支払っていることになります。年間にすると、約28万円もの無駄なコストが発生している計算です。
無駄な家賃を減らすための断捨離・整理整頓のコツ
部屋を効率的に使うためには、不要なものを減らすことが大切です。使わない物に家賃を払い続けるのはもったいないです。ここでは、簡単に実践できる整理整頓のコツを紹介します。
1.「1年使わなかったものは処分」のルールを設定
1年以上使っていないものは、今後も使う可能性が低いと考えられます。季節物を除き、このルールで大胆に整理しましょう。思い出の品や「いつか使うかも」と取っておいたものも、冷静に見直すことが大切です。迷ったときは、写真に収めてから手放すのも効果的な方法です。
2.収納スペースを「見える化」する
収納ボックスや棚を使い、どこに何があるのかを一目で把握できるようにすることで、不要な物がたまりにくくなります。ラベルを貼る、透明な収納ケースを使用するなどの工夫で、管理がしやすくなります。また、定期的に見直すことで、物の増加を防ぐことができます。
3.フリマアプリやリサイクルショップを活用
使わなくなった家具や家電は、フリマアプリで売ることでお小遣い稼ぎにもなります。売れなかった場合は、リサイクルショップへの持ち込みによる処分も検討できます。特にブランド品や状態の良いアイテムは、思わぬ高値が付くこともあります。不要なものを手放すことで、部屋も心もスッキリします。
4.貸倉庫の活用も視野に
どうしても手放せないけれど普段は使わないものは、トランクルームなどの貸倉庫を活用するのも1つの方法です。お金はかかりますが、頻繁に使わないアウトドア用品や季節限定のアイテムは、外部収納を利用することで部屋が広く使えます。
使わないスペースが家計に与える影響を理解し、整理整頓を心がけよう
都内で家賃9万円の部屋で、4畳分の「使わないスペース」に月2万3000円もの家賃を払っていると考えると、整理整頓の重要性を再認識できますよね。
断捨離をすることで、部屋が広くなるだけでなく、経済的、精神的なメリットも生まれます。この機会に、自分の部屋を見直してみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー