「結婚式を実施しない理由」にはどのようなものがある? 令和の「結婚のあり方」とは

配信日: 2025.03.28

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「結婚式を実施しない理由」にはどのようなものがある? 令和の「結婚のあり方」とは
近年、結婚しても結婚式を挙げないカップルが増加しており、結婚の価値観が多様化しているようです。
 
そこで本記事では、結婚するカップルが結婚式を実施しない主な理由について考察します。令和における新たな結婚のスタイルについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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結婚式を実施しない主な理由

令和時代のカップルが結婚式を実施しない主な理由について、見ていきましょう。
 

金銭的理由

結婚式には多額の費用がかかるといわれています。株式会社リクルートが企画運営する結婚情報誌「ゼクシィ」の調査によると、結婚式にかかる費用の全国平均は343万9000円です。平均招待客数が52人であることを踏まえると、ゲスト1人あたりの費用はおよそ6万6000円になります。
 
なお、結婚式の費用は地域差も大きく、最も低い費用である北海道では221万5000円、最も高額である首都圏では374万8000円でした。
 
近年の物価高の影響もあり、一度にこれだけの金額がかかることを考えれば、結婚式ではなく、新婚生活や将来の資金にあてたいと考えるカップルが増えていても不思議ではないでしょう。特に住宅購入や子どもの教育費を考慮して、現実的に判断している可能性があります。
 

面倒くさいと感じている

結婚式の準備には多くの時間と手間、労力が必要だといわれています。招待客のリストアップをはじめ、会場や衣装の選定、式の進行内容など、考えなければならないことが多岐にわたります。
 
一般的に、招待客数が多ければ多いほど自己負担額は少なくなる傾向にありますが、たくさんのゲストを呼ぶことに抵抗を感じるカップルも存在するようです。仕事の付き合いや学生時代の同級生など、どの程度の範囲まで声をかけるか頭を悩ませる方も少なくないでしょう。
 
結婚式を挙げる場合、一般的には半年~1年の準備期間を設けることが多いようです。しかし、仕事をしている方が結婚式の準備に時間を割くのは簡単なことではありません。
 
結婚式を挙げることは「手間がかかる」「準備が大変」というイメージが強く、結婚式を挙げずに籍だけ入れたいと考えるカップルが増えている可能性もあります。
 

目立ちたくない

結婚式は、新郎新婦が主役だと考えられます。そのため多くの人の前でスピーチをしたり、写真を撮られたりする場面が多くなる可能性があります。人前で注目されることが苦手な方や、華やかな場が苦手な方にとっては、結婚式を行うこと自体が大きなストレスになりかねません。
 

必要性を感じていない

結婚式は古くからある伝統的なイベントですが、「結婚生活を送る上で必要ではない」と考える人も増えているようです。特に、法的な結婚手続きを終えた時点で「十分満足している」と感じるカップルは、結婚式を挙げないこともあるでしょう。
 
また、家族や親しい友人だけで祝うことで十分という価値観も広がっており、結婚式や披露宴をする必要性を感じていない可能性もあります。
 

結婚式を挙げないカップルの新たな選択肢

ウエディングドレスやタキシードなどを着て写真撮影のみを行う「フォトウエディング」は、費用が比較的抑えられる上に時間や準備の負担も少なく、手軽に記念に残せると人気を集めているようです。フォトウエディングの費用相場は5万円から20万円程度と、比較的低予算で行えるとされています。
 
また、披露宴ほどフォーマルではなく、二次会よりもよりカジュアルな「1.5次会」も注目されているようです。親しい友人や家族だけを招いて、レストランなどでパーティーを開く形式が一般的です。
 
会費制を採用すれば資金計画も立てやすく、新郎新婦の持ち出しも幾分か減らせる可能性があるでしょう。カジュアルなパーティースタイルであれば、20万円から40万円程度の費用で準備できるとされています。
 

結婚式をするかしないかはカップル次第

結婚式を挙げるかどうかは、それぞれのカップルの価値観やライフスタイルによって異なります。華やかな式を挙げたい方もいれば、写真だけで十分と考える方もいるでしょう。重要なのは、夫婦にとって最適な選択をすることです。
 
令和時代の結婚は多様化しており、必ずしも結婚式を挙げることが正解とは限りません。自分たちの生活スタイルや価値観に合わせて、幸せな結婚生活をスタートさせましょう。
 

出典

株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2024
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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