単身赴任が決まったので物件を探しています。家電を一式そろえて買うより「家具付き物件」に入居した方が安上がりでしょうか?
配信日: 2025.03.31 更新日: 2025.04.02

本記事では、それぞれのメリット・デメリットや、どんな人にどちらが向いているのかをわかりやすく解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
家具付き物件ってどんな部屋?特徴と選ばれる理由
「家具付き物件」とは、冷蔵庫や洗濯機、ベッド、テーブル、電子レンジなど、生活に必要な家具・家電があらかじめ備え付けられている賃貸物件のことです。テレビや炊飯器などの小型家電もそろっている場合があり、すぐに生活を始められるのが最大の特徴です。
単身赴任者に人気なのは、次のような理由からです。
●家具や家電を買わなくても生活ができる
●引っ越し荷物が少なくて済み、移動が楽
●短期契約でも柔軟に対応してもらえるケースが多い家具や家電を買わなくても生活ができる
●引っ越し荷物が少なくて済み、移動が楽
●短期契約でも柔軟に対応してもらえるケースが多い
特に会社の辞令で急に赴任が決まった人には、初期準備の負担が少ないのは大きなメリットです。
家電を購入して賃貸に住む場合と何が違う?費用や手間を比較
一方で、家具や家電を一式そろえて、普通の賃貸物件に入居するパターンもあります。費用や手間の面で、それぞれどう違うのかを比べてみましょう。
家具・家電を新たに購入する場合、初期費用として以下のような出費が想定されます。
●冷蔵庫:5~10万円
●洗濯機:3~8万円
●電子レンジや炊飯器など:1~3万円
●ベッド・カーテン・照明などの家具類:5〜10万円
●合計:約15〜30万円前後
この費用は最初にまとまってかかるため、負担が大きく感じられることもあります。ただし、家賃が安くなる傾向があるため、長く住めば元が取れることもあります。
一方、家具付き物件は家賃がやや高めに設定されていることが多いですが、初期費用を大きく抑えられます。さらに退去時も家具の処分などに悩まされないという利点があります。
単身赴任の期間やスタイルによってどちらを選ぶべき?
実は、どちらを選ぶべきかは「赴任期間」によって大きく変わります。
もし単身赴任が半年から2年以内の短期間であれば、家具付き物件の方が圧倒的に楽でコストも抑えられます。引っ越し費用も安く済み、退去時の処分も必要ありません。
しかし、2年以上の中長期にわたる場合は、家電を購入して住んだ方が結果的に経済的になる可能性が高いです。家賃が抑えられることに加えて、家具・家電は将来的に使い続けたり、売却したりすることもできます。
また、「自分の使いやすいものをそろえたい」「衛生面が気になる」という人にも、家電購入の方が向いています。
まとめ
家具付き物件と家具なし物件、それぞれにメリットとデメリットがあります。短期の単身赴任なら、手軽さとコスト面で家具付き物件が便利です。逆に、長期の赴任や将来の転居を見越しているなら、自分で家具を購入して整えるほうがコストパフォーマンスは高くなるでしょう。
どちらを選んでも、生活を快適にするためには「自分のライフスタイルに合っているかどうか」を基準に考えることが大切です。安さだけで判断せず、生活の質や後々の手間も含めて、じっくり検討してみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー