更新日: 2019.06.21 その他暮らし
仕事によってどのくらい年収が違う? 20代〜30代の年収調査!
自分の業界の平均年収はどのくらいなのか、また、どの業界の平均年収が高いのかなど、20代と30代の平均年収を業種別にご紹介します。
執筆者:下中英恵(したなかはなえ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。
富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”
年収が高い仕事とは?
一般的に、年収が高い仕事とは、専門知識や経験を必要とする職業や、海外や危険な地域での仕事などが挙げられます。
大学生に行った人気の就職先ランキング調査を見てみると、大手金融機関や商社など、年収が高いと言われている企業が毎年トップに挙がる傾向にあります。
就職先を決める際には、仕事内容はもちろんですが、「年収」も重要なポイントの1つとなっています。これから就職をする方や、転職を考えている方は、その仕事でどのくらいお給与がもらえるのか、事前にしっかりリサーチしておくようにしましょう。
業界で年収はどのくらい違うの?
では実際に、国税庁が発表している最新のデータ(※)から、業種別に平均年収を見ていきましょう。
<業種別の平均年収>
業種によって、年収額は大きく違います。
例えば、20代、30代ともに、電気・ガス・水道など、公共サービス業界の平均年収が最も高く、30代後半は、約730万円となっています。一方、宿泊業や飲食サービス業が最も平均年収が低く、電気・ガス・水道業と比べると、30代後半では2倍以上の差があることが分かります。
また、ほとんどすべての業種において、年齢が上がるにつれて年収の金額も高くなっていることが分かりますね。
年収の伸び率には業種によって大きな差がありますが、日本では勤続年数が増え、業務経験を積むことにより、一般的にはお給与が上がる仕組みになっています。
現在、お給与が少なくて不安に感じている方でも、今後、仕事での経験を重ねることでお給与がアップしていく可能性が高いでしょう。
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転職をする場合の注意点
転職などをして、今よりもさらに年収をアップさせたいと考えている方は多いはず。
そんな方は、ただ闇雲に転職活動をするのではなく、転職をすると本当にお給与を上げることができるのか、しっかりリサーチするようにしましょう。
まずは、自分の現在の年収が、同じ業界や同年代の人と比べて高いのか、低いのか、現状を把握することが大切です。
また、20代や30代の若い世代の方々は、単に業務時間を増やすのではなく、仕事の内容が高く評価されることで、お給与をアップさせることを目指しましょう。もしも、自分の能力や仕事の成果よりも、お給与が低く設定されていると感じる場合は、転職をして、大幅に年収をアップさせることができるかもしれません。
毎日、ただなんとなく働くのではなく、自分の年収や職場での立ち位置などをしっかり把握しておくことは、今後のキャリアを考える上でとても重要です。
今回ご紹介した業種別の年収額を参考にしながら、ぜひ自分の年収額を客観的に分析してみてはいかがでしょうか。
出典
(※)平成29年分民間給与実態統計調査
執筆者:下中英恵(したなかはなえ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者