自宅に「マイナンバーカード更新の案内」が届いた! 発行からまだ「5年」だけど、有効期限は「10年」じゃなかったの? 更新が必要な理由や手続きを解説

配信日: 2025.04.25 更新日: 2025.09.26
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自宅に「マイナンバーカード更新の案内」が届いた! 発行からまだ「5年」だけど、有効期限は「10年」じゃなかったの? 更新が必要な理由や手続きを解説
マイナンバーカードの更新案内が届いた人の中には、「マイナンバーカードの有効期間って10年では?」と疑問に思う人がいるかもしれません。実は、マイナンバーカード自体の有効期限は約10年(未成年者は約5年)ですが、電子証明書の有効期限は約5年に設定されています。そのため、5年経過したタイミングで電子証明書の更新が必要となります。
 
本記事では、マイナンバーカードの更新手続きや、期限が切れた場合の影響について解説します。
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マイナンバーカードの有効期限はどのくらい?

マイナンバーカード自体の有効期間は約10年間、厳密に言うと発行日から10回目の誕生日(18歳未満は5回目)までです。それとは別に、マイナンバーカードのICチップに保存されている電子証明書の有効期限は、年齢にかかわらず、発行日から5回目の誕生日を迎えるまでと定められています。
 
電子証明書は、公的個人認証サービスに使用される電子暗号データであり、ITの発展に伴う暗号解読リスクなどを考え、有効期間が約5年間とされています。そのため、マイナンバーカードの本体は有効期間内でも、電子証明書は約5年で更新が必要となるのです。
 
マイナンバーカードの電子証明書は、マイナ保険証としての利用や、各種オンラインの行政手続きに必要です。この電子証明書の有効期限が近づくと、各自治体から更新案内が送付されてきます。期限が切れる前に速やかに手続きしましょう。
 

マイナンバーカードの電子証明書の更新手続き

マイナンバーカードの電子証明書は、有効期限の3ヶ月前から更新手続きが可能です。更新手続きの流れは以下の通りです。
 

■更新案内を確認する

市区町村から送られてくる案内や有効期限通知書を確認し、更新期限を把握する。
 

■必要書類を持参し市区町村の窓口へ行く

更新手続きは、市区町村(または市区町村が指定する郵便局)の窓口で行う(厳格な本人確認が必要なため対面での更新手続きが必須)。
必要書類:マイナンバーカード、有効期限通知書
 

■更新手続きを行う

窓口でマイナンバーカードに新しい電子証明書を書き込み、早くてその日に更新が完了する。
 
電子証明書の更新手続きに手数料はかかりません。なお、本人が窓口に出向けない場合は、代理人による更新手続きも可能ですが、代理人に委譲するための書面などが必要となります。
 

期限が切れたらどうなる?

マイナンバーカードの電子証明書の更新手続きを忘れてしまい、有効期限が切れると、以下のような影響があります。

●e-Tax(確定申告)がオンラインでできなくなる
●マイナポータルにログインできなくなる
●オンラインでの行政手続きが利用できなくなる

有効期限が切れても、有効期限の満了日を迎える月から3ヶ月後の月末までは暫定的に健康保険証としての利用は可能ですが、それを過ぎると利用できなくなります。なお、マイナンバーカード自体はそのまま使用可能なので、身分証明書としての利用には影響ありません。
 
電子証明書の更新を忘れて期限が切れてしまった場合でも、市区町村の窓口で再度発行手続きを行うことができます。ただし、手続きが完了するまでは、オンラインサービスや健康保険証としての利用ができないため、早めの更新をおすすめします。
 

まとめ

マイナンバーカードの有効期限は約10年ですが、電子証明書は約5年ごとに更新が必要です。料金は無料で、市区町村の窓口で更新が可能です。更新しないと、e-Taxやマイナポータルなどのオンラインサービスが利用できなくなるため、案内が届いたら早めに手続きを行いましょう。
 

出典

地方公共団体情報システム機構 マイナンバーカード総合サイト 更新手続きについて
マイナポータル 電子証明書とはなんですか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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