今年の「ゴールデンウィーク」は東京から大阪への家族旅行を計画中ですが、移動するだけで「1人1万円以上」かかってしまいそうです。「交通費」を少しでも節約するコツはありますか?
さらにゴールデンウィークには、一般的に各種割安切符なども適用対象外になってしまいがちです。少しでも交通費を節約して、賢く楽しむ方法はないのでしょうか。
この記事では、ゴールデンウィークなどの繁忙期に少しでも交通費を節約するコツを解説します。
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「交通費」節約のコツ1:格安料金が魅力の「LCC」を利用する
旅行で長距離を移動する場合、航空会社を利用することも多いでしょう。その場合、「LCC」の航空会社を選ぶと交通費を節約できる可能性があります。
LCCは「Low Cost Carrier(ローコストキャリア)」の略で、従来の「フルサービスキャリア(FSC=Full Service Carrier)」では無償提供が当然だった各種サービスの有償化や簡素化などによって運行コストを抑え、航空運賃の低価格化を実現しています。
では、フルサービスキャリアとLCCで航空券の値段を比較してみましょう。2025年4月26日の東京(成田空港)→大阪(関西国際空港もしくは伊丹空港)の片道運賃・大人1名を検索してみることにします。
LCCの航空会社Aの場合、成田空港発・関西国際空港着で片道1万1890円~(2025年4月18日時点)ですが、便変更不可、手荷物預かりは20キログラム以内であれば1個無料、座席指定は不可といった条件がつきます。
次に、フルサービスキャリアでの運賃をみてみましょう。
フルサービスキャリアの航空会社Bは、普通席・割引適用なしの場合は成田空港発・伊丹空港着で片道1万4210円(2025年4月18日時点)で、予約変更不可、搭乗日の予約期限が搭乗日360日前の午前0時から搭乗日当日まで、といった条件がつきます。
いずれも現時点では1万円を超えてしまいますが、LCCの場合早期に予約すれば、1人1万円以下で航空券を購入できる場合もあるようです。
「交通費」節約のコツ2:高速バスを利用する
東京から大阪まで移動する際に利用できる交通手段として、高速バスも挙げられます。飛行機や新幹線より時間はかかりますが、交通費を大幅に節約できる可能性があります。
例えば、4月26日に出発する場合、1人あたり片道最安値7000円程度で乗車できるケースがあります。ただし格安の高速バスの場合、深夜に出発し早朝に到着するなど、小さな子ども連れでは利用が難しいこともあるでしょう。
旅程や家族の状況によっては、各旅行会社が提供している新幹線と宿泊のパックなどで割引キャンペーンが適用されているものを利用すると、お得に旅行を楽しめるかもしれません。
「交通費」節約のコツ3:「乗り放題チケット」で旅行先の交通費を節約する
また、旅行の際には長距離移動の交通費だけでなく、旅行先に着いてからの移動も意外とかさみがちです。そこで、もし各旅行先で乗り放題チケットを発売している交通事業者があるのならば、それをうまく活用することで交通費を節約できる場合があります。
一例として大阪のある交通事業者では、Osaka Metro全線および大阪シティバス全線(一部駅・路線を除く)が1日乗り放題になる1日乗車券を販売しています。
大阪市内の約30カ所の観光施設などで提示することで割引を受けられる特典もついており、移動以外にもメリットのある使い勝手のよいチケットとなっています。
まとめ
ゴールデンウィークの家族旅行は交通機関の最繁忙期にあたるだけに、交通費もかさみがちです。
ただし、利用する交通機関や、各旅行会社が提供しているパック・ツアーなどを活用することで、高額になりがちな交通費を節約することもできます。旅行先でも「乗り放題チケット」などがないか事前に確認し、お得にゴールデンウィークをお楽しみください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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