築30年の持ち家が傷んできています。このまま「リフォーム」するのと「賃貸」に住み替える場合、どちらが得なのでしょうか?

配信日: 2025.04.28

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築30年の持ち家が傷んできています。このまま「リフォーム」するのと「賃貸」に住み替える場合、どちらが得なのでしょうか?
築30年の持ち家が老朽化してきた場合、「リフォームして住み続ける」か「賃貸に住み替える」か、どちらが得か悩む方は多いでしょう。本記事では、それぞれの選択肢のメリット・デメリットを比較し、最適な判断をするためのポイントを解説します。
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リフォームして住み続ける場合のメリット・デメリット

築30年の住宅でも、適切なリフォームを行えば、快適に住み続けることが可能です。リフォームの主なメリットとデメリットを見てみましょう。
 

■メリット

1. 費用を抑えられる
新築に比べてリフォームはコストを抑えられます。特に部分的なリフォームであれば、予算内で必要な箇所を改善できます。
 
2. 愛着のある家を残せる
長年住み慣れた家をリフォームすることで、思い出を残しつつ、快適な住環境を維持できます。
 
3. 資産価値の維持
リフォームによって住宅の資産価値を一定程度維持・向上させることが可能ですが、築年数や建物の状態によっては新築同様の価値にはならない場合もあります。
 

■デメリット

1. 予期せぬ追加費用
工事中に想定外の修繕が必要になることがあり、追加費用が発生する可能性があります。
 
2. 工事期間中の生活の不便
大規模なリフォームの場合、仮住まいが必要になることもあります。
 
3. 築年数による制約
建物の構造や老朽化の程度によっては、希望するリフォームが難しい場合もあります。
 

賃貸に住み替える場合のメリット・デメリット

賃貸住宅への住み替えは、ライフスタイルの変化や将来の計画に柔軟に対応できる選択肢です。そのメリットとデメリットを見てみましょう。
 

■メリット

1. 初期費用が抑えられる
初期費用が抑えられる: 購入に比べて、賃貸は初期費用(敷金・礼金・仲介手数料など)が少なくて済む場合が多いですが、家賃の4~5ヶ月分程度が相場です。
 
2. 柔軟な住み替え
ライフスタイルや家族構成の変化に応じて、住み替えが容易です。
 
3. 修繕の負担が少ない
建物の大規模な修繕は大家が負担するため、予期せぬ出費を避けられます。
 

■デメリット

1. 資産にならない
賃貸は家賃を支払い続けても、自分の資産にはなりません。老後の家賃負担: 定年後も家賃の支払いが続くため、老後の生活設計に影響を与える可能性があります。
 
2. 自由度の制限
リフォームやペットの飼育など、住まいに対する自由度が制限されることがあります。
 

どちらを選ぶべきか? 判断のポイント

リフォームと賃貸、どちらが得かは一概には言えません。以下のポイントを参考に、ご自身の状況に合わせて判断しましょう。
 
1.予算と資金計画
リフォームの費用や賃貸の家賃を含めた長期的な支出を比較検討しましょう。
 
2.ライフプラン
将来の家族構成や仕事の変化、老後の生活などを考慮して、柔軟性が必要かどうかを判断します。
 
3.住宅の状態
現在の住宅の老朽化の程度や構造を専門家に評価してもらい、リフォームの可否を確認しましょう。
 
4.地域の住宅事情
希望する地域での賃貸物件の供給状況や家賃相場を調査し、選択肢の幅を確認します。
 

自分に合った選択をするために

築30年の持ち家が傷んできた場合、リフォームと賃貸のどちらが得かは、個々の状況や価値観によって異なります。予算、ライフプラン、住宅の状態などを総合的に考慮し、自分にとって最適な選択をすることが重要です。専門家の意見を参考にしながら、後悔のない決断をしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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