5月に引っ越す予定ですが「引っ越し費用が高くなっている」と聞きました。「単身」と「家族」の引っ越しでは費用相場はどれくらい違いますか？東京23区で「家賃が安いエリア」も知りたいです。
配信日: 2025.04.28
今回は、引っ越し費用の相場と、引っ越し費用を抑える方法をまとめました。また東京都23区内で家賃相場が安いエリアもあわせて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ）
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引っ越し費用の相場とは
引っ越し費用は、ガソリン代や引っ越し用資材の価格高騰をはじめ、人手不足やドライバーの労働時間上限規制などを理由に高くなっているようです。また、引っ越し費用は、時期によっても相場が変わります。
それぞれの時期における引っ越し費用の相場はいくらくらいなのかを確認しましょう。
・通常期の場合
一般的に5月～1月は通常期といわれます。荷物量や移動距離などによって変動はありますが、通常期の費用相場は以下のとおりです。
単身：約4万円～10万円
家族：約7万円～35万円
・繁忙期の場合
2月～4月は繁忙期といわれます。荷物量や移動距離などによって変動はありますが、繁忙期の費用相場は以下のとおりです。
単身：約5万円～14万円
家族：約8万円～40万円
時期によって、単身世帯は約1万円～4万円、家族は約1万円～5万円も引っ越し費用が増える可能性があります。引っ越しのタイミングを選べる場合には、通常期を狙って引っ越しを行うとよいかもしれません。
引っ越し費用を抑える方法
新生活準備や引っ越しは、何かとお金がかかります。少しでも引っ越し費用を安くするための方法を4つ紹介します。
1.相見積もりをとる
複数の引っ越し業者から見積もりをとり、費用やサービス内容を比較しましょう。値段を比較できれば価格交渉もしやすいです。
複数の業者に問い合わせる時間がない方は、引っ越し業者の「一括見積もりサイト」を利用するのがおすすめです。簡単に複数社の見積もりが確認できます。
2.不用品を処分する
不要なものは、処分やリユースショップで売ることも引っ越し費用を抑える手段のひとつです。引っ越し費用は「荷物の量」によっても変動します。着ていない服や使っていないおもちゃなどの不用品を整理し、引っ越しの荷物を減らすようにしましょう。
3.梱包・開梱を自分で行う
引っ越し業者のプランによっては、荷物の梱包や引っ越し先で荷ほどきを行ってくれるサービスがあります。しかし、梱包や開梱作業を依頼すると、その分引っ越し費用が上がるケースが多いです。自分で梱包したり開梱したりすることで、引っ越し費用を抑えることが可能です。
また、ダンボールを無料で提供する引っ越し業者もいますが、有料の場合もあります。ダンボール代が別途必要な場合は、ホームセンターやネットで購入することも検討しましょう。引っ越し業者からダンボールを購入するよりも安く済むケースがあります。
4.安い時期・時間帯を選ぶ
前述したように引っ越し時期を閑散期にしたり、時間指定をせずに引っ越しを依頼したりすることも引っ越し費用を抑える有効な方法です。引っ越しの閑散期は、一般的に5月～8月ごろと11月～1月ごろといわれています。閑散期であれば、繁忙期よりも引っ越し費用を抑えられる傾向にあります。
また、引っ越しをする時間帯として、「午前」「午後」「フリー（時間指定なし）」や、具体的な時間指定も可能なケースがありますが、一般的には1日で引っ越しと荷ほどきを終えたいと考える方が多いため、午前中の時間が選ばれやすく、利用が集中しやすい午前は費用が上がる傾向です。
引っ越し費用を抑えたい場合は、「午後」や「フリー（時間指定なし）」を選ぶとよいでしょう。
東京都23区で家賃が安いエリアとは？
引っ越し費用だけでなく、引っ越したあとの毎月の支出を節約するためには家賃が安いエリアを選ぶことも重要です。
ここでは住宅情報サイトのデータを基に、ワンルームマンションにおける東京都23区内で家賃が安いエリア3つを表1にまとめました。
表1
| エリア | 家賃相場 |
|---|---|
| 葛飾区 | 5万9000円 |
| 江戸川区 | 5万9000円 |
| 練馬区 | 6万3000円 |
※筆者作成（2025年4月10日時点）
引っ越し費用は高騰中！ 引っ越し費用を抑えるためには工夫が必要
燃料費や人件費の高騰などにより、引っ越し費用も値上がりしているようです。時期や荷物の量、移動距離などによって異なりますが、単身での引っ越しは約4万円～14万円、家族の引っ越しでは約7万円～40万円もかかる可能性があることが分かりました。
新生活準備には、何かとお金が必要です。少しでも引っ越し費用を抑えるために、今回紹介した方法を実践し、気持ちのよい新生活をスタートさせましょう。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
