日本で一番「ラーメン」を食べている都道府県、第3位は「仙台市」第2位は「新潟市」、第1位は?“ラーメンへの支出”を総務省の調査をもとに確認!

配信日: 2025.04.29

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日本で一番「ラーメン」を食べている都道府県、第3位は「仙台市」第2位は「新潟市」、第1位は?“ラーメンへの支出”を総務省の調査をもとに確認!
外を歩けば、たいていどこでもラーメン屋を見つけることができます。もはや国民食とも言えるラーメンですが、日本で一番ラーメンを食べている地域はどこなのか気になりませんか?
 
本記事では、総務省が毎年発表している家計調査の2024年版をもとに、日本一ラーメンを食べている都道府県を調査します。

日本で一番ラーメンを食べているのはどこ?

全国どこにでもラーメン屋があるとは言え、地域によっては多く食べる県と食べない県があります。では、日本で一番ラーメンを食べているのはどこの都道府県なのでしょう。総務省の家計調査の中で、外食の支出における「中華そば」の上位5市を調べたところ、下記のような結果でした。

1位:山形市(山形県) 2万2389円
2位:新潟市(新潟県) 1万6292円
3位:仙台市(宮城県) 1万5534円
4位:富山市(富山県) 1万3775円
5位:さいたま市(埼玉県) 1万2553円

山形県山形市は、自治体が力を入れて「ラーメンの聖地」とうたっていることもあり、全国1位の支出額となりました。筆者の山形県出身の友人も言っていましたが、山形は日本そばのお店が、そばにつかう出汁をつかったラーメンの「鳥中華」を生み出したなど、ラーメンの歴史が長く、そういった背景も功を奏しているのでしょう。
 
山形の人にとって「ラーメンを食べにいく」ということは一種のごちそうという側面もあるようです。ちなみに、山形市は3年連続でラーメンに対する支出1位となっています。
 

ラーメンのお供といえば「ぎょうざ」! 支出ランキングは?

ラーメンを食べにいくと、つい頼みたくなるのが「ぎょうざ」ではないでしょうか。多くのラーメン屋では、ぎょうざをサイドメニューとして提供しています。では、ぎょうざを一番食べている都道府県はどこなのでしょうか。
 
こちらもラーメンと同様に総務省の家計調査の「ぎょうざ」に注目して調べてみました。上位5市は以下の通りです。

1位:浜松市(静岡県) 4066円
2位:宮崎市(宮崎県) 3517円
3位:宇都宮市(栃木県) 2801円
4位:さいたま市(埼玉県) 2393円
5位:福岡市(福岡県) 2383円

東日本に住んでいる人が見ると、ぎょうざと言えば浜松と宇都宮が2強だと思う人が多いかと思います。そのため、2位に九州地方の宮崎がランクインしたのは驚きではないでしょうか。
 
宮崎と言えば、チキン南蛮や宮崎牛が有名ですが、2020年9月に発足した「宮崎市ぎょうざ協議会」により、ぎょうざを宮崎の新名物として広報活動に取り組んだ結果、2021年から上位の常連となっています。
 
宮崎のぎょうざは、焼くときにサラダ油ではなくラードを使うのが特徴とのことで、他の地域のぎょうざとは味わいが変わるのではないでしょうか。
 

まとめ

日本で一番ラーメンを食べている地域は山形県山形市という結果になりました。ラーメンのお供とも言えるぎょうざについては、静岡県浜松市が支出額1位となっています。
 
また、意外なところで、埼玉県さいたま市がラーメン・ぎょうざともに全国5位以内にランクインしています。埼玉県民はラーメンとぎょうざをセットで食べる機会が多いということではないでしょうか。埼玉県には「ぎょうざの満州(本社:川越市)」というチェーン店が県内に多く出店しており、これが購入金額を底上げしていることもうかがえます。
 
今や国民食とも言えるラーメンは、地域によってそれぞれ特徴があります。お出かけ先でその土地のラーメンを味わってみるのも楽しいですね。
 

出典

総務省統計局 家計調査(家計収支編) 調査結果
 
執筆者:宇野源一
AFP

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