映画を見ている途中に「突然の腹痛」が…! 映画館を「途中退場」した場合「返金対応」ってしてもらえないのでしょうか…?
本記事では、映画館の返金対応の実情や、途中退場時のマナー、再入場の可否など、知っておきたい情報を解説します。
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映画を途中で退場したらチケット代は返金される?
多くの映画館では、チケット購入後の返金には対応していません。TOHOシネマズの公式サイトでは、「購入後のキャンセルや変更、返金は不可」と明記されています。また、イオンシネマやユナイテッド・シネマなど他の主要シネコンでも、基本的に同様の方針です。
つまり、腹痛や子どものぐずりなど観客の個人的な事情による途中退場では、チケット代は原則返ってこないと考えた方がよいでしょう。
「途中までしか観ていないのに、全額払うのは損…」と感じるかもしれませんが、これはあくまで“自己都合”とみなされるため、返金対象外となるのです。
どんな場合に返金や補償が受けられるのか
一方で、映画館側の都合や不備によって上映が中断・中止された場合には、返金や補償が行われるケースがあります。例えば、以下のようなケースです。
・映像や音声に不具合があって正常に上映されなかった
・災害や設備トラブルにより上映が中断された
・プロジェクターや音響のトラブルで映画が途中で止まった
このような場合は、返金対応や無料鑑賞券(招待券)などの補償が受けられることがあります。ただし、補償の内容や対応は映画館の運営会社ごとに異なるため、具体的な対応を知りたい場合は、劇場スタッフに直接問い合わせるのが確実です。
途中退場時に気をつけたいマナーと対応策
体調不良やトイレのためにやむを得ず途中退場する場合も、周囲への配慮を忘れないことが大切です。席を立つ際にはできるだけ静かに行動し、スクリーンの前を横切るときは姿勢を低くして他の観客の視界を遮らないようにしましょう。
退出時には足元が暗くなり危ないですが、スマホライトは最小限の明るさに設定し、可能なら劇場の誘導灯を活用しましょう。ライトが明るすぎると周囲に迷惑をかけるので注意が必要です。
また、映画館によっては、上映中の再入場が認められている場合があります。その場合は、チケットの半券やモバイルチケットを提示することで、トイレや売店から戻ることが可能です。ただし、再入場できるかどうかは劇場によって異なるため、入場前に確認しておくと安心です。
まとめ
映画館を途中で退場しても、原則としてチケットの返金は受けられません。体調不良などの個人的な事情は“自己都合”とされるため、払い戻しの対象外となっている映画館がほとんどです。
ただし、映画館側のトラブルや上映中止など、やむを得ない事情があった場合には、返金や招待券の提供といった補償が受けられることもあります。
もしものときに慌てないためにも、事前に映画館の利用規約を確認し、再入場の可否やトラブル時の対応などを把握しておくと安心です。楽しい映画体験をより快適なものにするために、知っておくべきポイントを押さえておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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