20年前に流行ったキヤノンなどの「デジタルカメラ」がエモいと話題! 1年間で価格はどれくらい上がっている?
その後スマートフォンの普及とともに、現在ではデジタルカメラを日常的に使う機会は大幅に減少しました。しかし、そのデジタルカメラが近年再び注目を集めています。
本記事では、デジタルカメラの人気が復活している背景と、ここ1年での中古市場での取引価格について解説します。
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デジタルカメラの価格が高騰している理由
デジタルカメラが近年注目されているのには、次のような理由があげられます。
・雰囲気のある写真が撮れる
・写真だけを撮る行為を特別に感じる
・SNSではやっている
デジタルカメラのピントの甘さによる柔らかな写りが「雰囲気のある写真」として支持されているほか、写真だけを撮る行為が「特別な体験」として支持されているようです。
スマートフォンで写真を撮る場合、撮影以外にメッセージやSNSの確認などの操作に時間を取られることもあります。しかし、デジタルカメラでは撮影だけに集中できるという点や、レトロな見た目も相まって人気が復活しているのでしょう。
デジタルカメラのここ1年での買い取り価格の推移
デジタルカメラ3機種の平均価格の推移を調べてみました。
表1
| 機種 | 2024年4月20日 | 2025年4月19日 | ピーク時の価格 |
|---|---|---|---|
| キヤノン PowerShot SX740 HSシルバー |
6万8664円 | 10万3216円 | 11万9157円 (2025年3月29日) |
| コダック PIXPRO FZ55BK黒 |
1万9580円 | 2万4222円 | 3万1037円 (2024年7月13日) |
| キヤノン IXY650シルバー |
4万1027円 | 4万5841円 | 6万4404円 (2025年2月1日) |
※筆者作成
2024年4月19日の価格を基準に考えると、ピーク時では1.6倍ほどの価格で取引されているものが多いようです。デジタルカメラの中古取引市場では機種ごとに価格変動の時期は異なりますが、ここ1年で取引価格は上昇傾向あるいは値下がりせずに安定した価格で取引されているようです。
デジタルカメラ売却時の注意点
自宅にあるデジタルカメラの売却を検討する際は、次の点に気を付けると買い取り価格アップにつながるかもしれません。
・付属品がそろっているか確認する
・できるだけきれいな状態にする
・中古買い取り価格をネットなどで調べる
・複数の業者から見積もりをとる
箱や説明書、充電器などの付属品がそろっていると買い取り金額アップが期待できます。また、レンズや液晶を軽く拭いてきれいな状態にしておくだけでも印象がよくなるでしょう。
さらに、事前にネットで買い取り相場を調べておくことも大切です。相場を知っておけば、安く売ってしまうリスクを防げます。複数の業者から見積もりを取ることが大変な場合は、一括見積もりサービスを使えば一度に査定してもらうことが可能です。
デジタルカメラの人気モデルのここ1年の中古取引価格は上昇傾向にある
デジタルカメラは雰囲気のある写真が撮れる、特別感があるなどの理由で近年人気が復活しています。人気のあるモデルでは実際にここ1年の中古取引価格は上昇傾向にあることが分かりました。
自宅にあるデジタルカメラの売却を検討する際は、付属品がそろっているか確認する、できるだけきれいな状態にする、市場価格を調査しつつ複数の業者に査定を依頼するなどのポイントに気を付けると買い取り価格アップにつながるかもしれません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
