「歯周病対策」の「自己負担額」はいくら？ 進行度によって「治療費」はどのくらいかわる？
今回は、歯周病治療にかかる費用や、歯周病が進行するリスクについて解説します。歯周病を予防し、健康な歯を維持するためにも、本記事の内容をお役立てください。
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歯周病治療にかかる費用
歯周病治療にかかる費用は、進行度や治療内容によって異なるようです。
まず、軽度の歯周病の場合、通院は4回程度が目安とされています。治療費は保険適用で3割負担の場合、5000〜1万円程度とされているようです。一方で、自費診療を選択すると1万〜5万円程度になることがあるといわれています。
中等度の歯周病では、治療の複雑さが増し、通院回数も6回以上になることが多いようです。保険適用の場合、費用は1万〜5万円程度、自費診療の場合は5万〜50万円程度が目安とされています。
重度の歯周病では、さらに治療期間が長くなり、1年以上の通院が必要になることもあります。保険適用で3割負担の場合、3万〜10万円程度の費用がかかることが多いようです。自費診療の場合は、少なくとも20万円は必要と考えられます。
なお、上記の金額はあくまで目安です。症状や治療先によって費用は変動する点にご注意ください。
歯周病が進行するリスク
ここからは、歯周病が進行するリスクについて解説します。
心臓疾患や脳血管疾患につながることがある
歯周病は、歯周病菌が血流を通じて全身に影響を及ぼし、心臓疾患や脳血管疾患につながるおそれがあります。
具体的には、歯周病菌が血管内に侵入し、血栓の形成を引き起こすことで動脈硬化を促進させ、その結果血管が詰まりやすくなり、心臓疾患や脳血管疾患の原因につながる可能性があると考えられているようです。
糖尿病を引き起こす可能性がある
歯周病は、糖尿病を悪化させるリスクがあるとされています。また、歯周病を治療することで、糖尿病の症状改善につながる可能性があることも分かっています。
さらに、歯周病による慢性的な炎症が持続することで、メタボリック症候群や老化の進行にも影響をおよぼす可能性もあると考えられているため、早期の対策が重要です。
まとめ
歯周病は進行度によって治療費が異なります。保険適用の場合、軽度で5000〜1万円程度、中度で1万〜5万円程度、重度なら3万〜10万円程度が必要のようです。自費診療の場合、費用はさらに膨らみ、重度だと少なくとも20万円かかる場合もあるといわれています。
さらに歯周病は、進行すると身体にさまざまな悪影響を及ぼす場合があります。心臓疾患や脳血管疾患の原因になる可能性もあるため、症状を進行させないことが大切です。
健康な歯を維持するためにも、気になる症状があれば早めに受診し、適切なケアを心がけていきましょう。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
