子どもが3人いますが、習い事に「月5万円」以上かかっています。他の家庭はどのくらい使っているのでしょうか?
本記事では、他の家庭の平均的な習い事費用や、費用が高くなる背景、家計とのバランスの取り方についてわかりやすく解説します。
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他の家庭の習い事費用はどれくらい?
株式会社大黒屋が行った子どもの習い事にかける月額費用に関する調査によると、4歳から高校生までの月謝合計の平均は1万8627円でした。年齢別の平均月謝は表1の通りです。
【表1】
| 年齢 | 平均月謝 |
|---|---|
| 未就学児(4〜6歳) | 1万146円 |
| 小学生低学年(1〜2年生) | 1万4551円 |
| 小学生中学年(3〜4年生) | 1万8565円 |
| 小学生高学年(5〜6年生) | 1万9315円 |
| 中学生 | 2万1371円 |
| 高校生 | 2万4449円 |
これらの平均値から見ると、月に5万円以上の支出は高めですが、特に中学生や高校生になると、学習塾や専門的な習い事の費用が増加する傾向にあります。
習い事の費用が高くなる要因
子どもの習い事に関するメディアを運営する株式会社Fanssが行った習い事の月謝に関する調査によると、月謝以外にかかる費用が多い場合、月に払う金額が大きくなるという結果でした。
同調査によると、学習塾の月額平均は約1万9080円ですが、教材費や合宿費、夏季・冬季講習を受講する場合は月謝とは別に代金が発生する場合があります。
ほかにも、ピアノの月額平均は約5400円ですが、自宅で練習するためのピアノの購入、大会やイベントへの参加費用なども発生するため、想定外の出費だったと感じている親御さんもいるようです。
家計とのバランスを考える
習い事にかける費用は、家計全体のバランスを考慮することが重要です。一般的には、習い事費用は家庭の可処分所得の5〜10%程度を目安とすることが多いですが、これは公的な基準ではなく、家計相談やファイナンシャルプランナーが提案する参考値です。
例えば、月収が50万円の家庭であれば、習い事にかける費用は2万5000円〜5万円程度が一つの目安となります。また、習い事の数を増やすことで子どもの負担が増す可能性もあるため、子どもの意欲や体力、学業とのバランスも考慮する必要があります。
習い事にかけるお金、他の家庭と比べすぎなくて大丈夫
子どもの習い事に月5万円以上の費用をかけているご家庭は、平均値と比べて高めの支出となっていますが、中学生・高校生や、学習塾や複数の習い事を受講している場合には、同様の支出をしている家庭も一定数存在します。
重要なのは、家計とのバランスを保ちつつ、子どもの成長や興味に合わせた習い事を選ぶことです。定期的に習い事の内容や費用を見直し、無理のない範囲で継続することをおすすめします。
出典
株式会社大黒屋 子どもの習い事の費用は月平均18,627円!1,000人調査の結果を年齢別に紹介
株式会社Fanss 【2021年度版】全国1008人の親御さんに「子どもの習い事の月謝」を聞いちゃいました!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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