【費用目安は6~14万円! 】 リフレッシュもできる「お泊まり人間ドック」と一般的な「健康診断」との「違い」は?
そこで本記事では、日帰りと宿泊の人間ドックと一般的な健康診断の費用や特徴の違いについて解説します。
勤め先で受ける健康診断よりも精密な検査を受けたい人や、人間ドックを受けることを迷っている人はぜひ参考にしてください。
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「お泊まり人間ドック」の費用
「お泊まり人間ドック」「日帰り人間ドック」「健康診断」にかかる費用の目安を表1にまとめました。
表1
| お泊まり | 日帰り | ||
|---|---|---|---|
| 人間ドック | 基本検査 | 約6万円~14万円 | 約4万円~6万円 |
| オプション | 約1000円~2万円 | 約1000円~4万円 | |
| 健康診断 | - | 約1万円 | |
※筆者作成
一般的な健康診断の費用が約1万円であるのに対し、お泊まり人間ドックの費用は約6万円~14万円となっています。日帰りタイプの人間ドックと比較しても、最大約10万円の差が出る可能性があることが分かります。
なお、人間ドックでは健康保険が使えず、医療費控除の対象外のため、費用はすべて自己負担となるようです。企業や自治体によっては、人間ドックの受診に対して補助金を支給している場合もあるようなので、事前に制度の有無を確認してみるとよいでしょう。
また、人間ドックで重大な病気が見つかり、治療を行った場合は、医療費控除の対象となることもあるとされています。
人間ドックと一般的な健康診断との違い
ここからは、人間ドックと健康診断との違いについてみていきましょう。
健康診断に比べて検査項目が多い
一般的な健康診断の検査項目が15項目程度であるのに対し、人間ドックの検査項目は約50~100項目となっているようです。
健康診断では検査項目が初めから決まっているので、希望する検査項目がないケースもあります。人間ドックは検査項目が多いため、健康診断ではカバーされにくい内容までチェックできる可能性があります。
人間ドックの受診に法的義務はない
人間ドックの受診は個人の意思に委ねられ、法的な義務はないようです。一方厚生労働省によると、健康診断は、企業で働いている場合、労働安全衛生法に基づいて年1回の受診が義務付けられています。
人間ドックは任意ですが、生活習慣が乱れて体調に不安がある人、血縁者にがんや脳卒中などの既往歴がある人は受診を推奨されているようです。
人間ドックは20歳以上であれば誰でも受診できる
人間ドックは、20歳以上であれば誰でも受診でき、病気の早期発見を目的に身体の状態を詳しく検査するようです。一方、健康診断は、種類によって対象年齢が定められており、健康状態の確認や生活習慣病の予防を目的に必要最低限の項目で検査するとされています。
年齢や生活環境で個人ごとに疾患リスクは異なるため、自分に該当する年代や性別ごとの病気のリスクに沿った必要な検査項目を選びましょう。
「お泊まり人間ドック」は6万円~14万円ほどで受けられる!
「お泊まり人間ドック」の費用は宿泊施設や検査内容によって異なり、6万円~14万円ほどで受けられることもあるようです。リラックスして人間ドックを受けたい人や、余裕を持ちながらより精密な検査を受けたい人は「お泊まりドック」にするとよいでしょう。
人間ドックは健康保険の対象外であり、基本的には自己負担となるため、事前に費用の確認が必要です。ただし、企業や自治体によっては人間ドックの費用を一部補助してくれる場合もあるようなので、制度をチェックしておくとよいかもしれません。
また、人間ドックは受診に法的な義務はなく、20歳以上であれば誰でも任意で受けられるとされています。健康診断だけでは不安な人や精密な検査を受けたい人は、人間ドックを受診も検討してみるとよいでしょう。
出典
厚生労働省 労働安全衛生法に基づく健康診断の概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
