更新日: 2019.06.26 その他暮らし
「子育て」と「住宅購入」行動に移すタイミングやポイントについて考えてみた
たとえば「子どもが生まれて家の中が手狭になってきた」「子どものために学区を変えたい」など子育てに伴って住宅の購入を決める人は少なくありません。そこで、今回は子育てに伴う家の住み替えについて考えていきたいと思います。
執筆者:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級
住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。
子育てに伴う住宅の購入!その背景やタイミング、費用って?
国土交通省が発表している「平成29年度住宅市場動向調査報告書」によると、住宅の住み替えをしようという人では、住み替えをする前の住宅が「民間賃貸住宅」である割合が多いことがわかります。
また、住み替えをする理由については、こちらも国土交通省が発表している「住生活総合調査」によると、「転職や転勤」「親などからの独立」「子育て」などライフスタイルの変化によって、より良い環境を整えたいということがわかります。
住み替えをするタイミングは?
子育てに伴う住み替えについて、タイミングはさまざまですが多くの場合は子どもの学校のタイミングを考えた住み替えがポイントになります。やむを得ない理由を除いて、タイミングを選べる場合だったら子どもが小学校に上がる前がベストです。
中学校に上がるタイミングも選択肢のひとつですが、公立の場合だと小学校からほとんどが同じ中学校に通う人が多いので「別の学区に通わせたい」とか「私立に通う」と言った理由がない限りは、小学校に上がる前のタイミングが1番だと言えます。
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住み替えをするポイント
住み替えをするポイントは、環境の良さや生活の利便性の高さなどももちろん大切ですが、何より大切なのは「資産として残せる家を購入すること」です。
住み替えをしたら、子どもが独立するまで、もしくはしたあとも長い期間そこに住む可能性が高いでしょう。「子どもが独立したあとは、自宅を売却してマンションに住む」「将来的に子どもに残せるようにしたい」など住宅の購入に関しては先のことまで考えなくてはいけません。
ローンの支払いばかりが残ってしまい、資産価値の低い物件だと将来的な資金計画についても影響してしまうので、資産価値のある物件を選びましょう。
住み替えの費用はどう考える?
住み替えの費用についてですが、よく「家賃を支払ってくらいの費用をそのままローンに充てる」という話も聞いたことがあると思います。
先述した調査結果で1番多かった「民間賃貸住宅」からの住み替えを想定すると、賃貸住宅だと月々の家賃に加えて更新料や駐車場代などがかかります。住み替えたあとの住宅については、建物や土地代はもちろん、そのほか諸費用などがかかってきます。
さらに検討しなければいけないポイントがあります。まず一戸建てに関しては、固定資産税やバルコニーや外壁などのメンテナンス費用などがかかります。また、マンションに関しては、管理費や修繕積立金、駐車場代などの費用も含めて考えなければいけません。
このメンテナンス費用や管理費などについては、住宅を購入する不動産会社や建築会社にどのくらい将来的にかかりそうなのかをしっかり確認しておきましょう。その上で毎月どれだけ住宅ローンを支払えるのか検討する必要があります。
また、今後の教育費や塾代、受験費用なども含めて生活がぎりぎりにならないか検討する必要もあります。今後住宅ローンを支払えなくなる、なんてことも珍しくありません。
まとめ
子育てに伴う住み替えは、1番気を付けなければいけないことは教育費や塾代などとの兼ね合いです。
子どものために住み替えをしたは良いけれど、家計が苦しくなってしまうというのは本末転倒です。住宅ローンを支払えなくなってしまうと、個人の信用に傷が付いてしまったり、競売にかけられてしまう恐れもあります。慎重に資金計画を立てながら、購入を検討しましょう。
国土交通省 住宅局 「平成29年度住宅市場動向調査報告書」
国土交通省 住宅局 「平成25年住生活総合調査(速報集計結果)」
執筆者:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級