子どもから「コナンの映画が観たい」と言われたけど、家族5人だと「7000円」の出費に！ 映画の日以外に“安く観る方法”はありますか？ お得な鑑賞方法を確認

劇場版「名探偵コナン」は、毎年大ヒットを記録しており、2024年の作品では興行収入150億円を突破するなど、とても高い人気を誇っています。
 
2025年作品も4月から全国で公開され話題に。子どもから大人まで楽しめるストーリーのため、家族そろって映画館に足を運ぶこともあるのではないでしょうか。
 
しかし、小学生の子どもが3人いる5人家族の場合、映画を観るだけで7000円以上の出費になることもあり、家計には大きな負担となります。映画の日のように特別料金で観られる日もありますが、実はそれ以外にもお得に観る方法がいくつもあります。
 
本記事では主要な映画館を中心に、映画の日以外でも映画料金を抑える具体的な方法を紹介します。映画を観に行く際の参考にしてください。

家族5人で映画を観るにはいくらかかる？

映画のチケットは2023年に値上がりし、主要映画館の4割以上が一般料金を2000円に設定しています。例えばTOHOシネマズの通常料金は一般料金2000円、小／中学生1000円となっており、夫婦と小学生3人の5人家族で鑑賞する場合、合計で7000円かかる計算です。
 
また、最近では、3D作品や臨場感のある特別な音響を使用した上映なども増えていますが、体験するには追加料金が発生します。また、外部からの飲食物の持ち込みが禁止されている映画館もあるため、館内でポップコーンやドリンクを購入すると、その分の費用も加わります。
 

映画館独自の割引を使う方法

映画館によっては、会員制度や曜日ごとの割引サービスを実施しています。主な会員サービスの名称は次のとおりです。

・TOHOシネマズ「シネマイレージ」
・松竹マルチプレックスシアターズ（MOVIXなど）「SMT Members]
・109シネマズ「シネマポイント会員」
・イオンシネマ「ワタシアタープラス」

いずれも、6回鑑賞したら1回無料で鑑賞できる特典があります（TOHOシネマズは2026年以降にサービス内容を変更予定）。
 
ほかにも、曜日による割り引きや、イオンシネマでは「ハッピーモーニング」や「ハッピーナイト」と呼ばれる、鑑賞する時間帯によっても割り引きされるサービスがあります。
 
映画館によって割引額やサービス内容が異なりますが、これらを上手に活用すれば、通常よりも大幅に費用を抑えることが可能です。
 

株主優待を使う方法

映画館を運営する企業の株主になると、優待として映画の鑑賞券や割引特典が受けられます。代表的な銘柄は次のとおりです。

・松竹（MOVIXなど）映画優待ポイントを年2回付与
・東急（109シネマズ）映画鑑賞優待券を年2回発行
・イオン（イオンシネマ）オーナーズカード提示で鑑賞料金1000円

株式の購入にはまとまった資金が必要ですが、長期的に映画を楽しみたい人にとっては、有効な節約手段となります。
 
ただし株価の変動によっては、結果的にチケットを通常購入したほうが安くなることもあるため、慎重に検討してください。また、株主優待は変更されることもあるため、最新情報は各社のIRページで確認しましょう。
 

まだある！ 映画を安く観る方法

会員割引や株主優待以外にも、映画料金を抑える方法として、以下のようなものがあります。

・U-NEXT　月額プランに加入すると毎月1200ポイントが付与され、映画館のチケットに引き換えられる。TOHOシネマズ、イオンシネマ、109シネマズなど複数から選択できる

・Pontaパス　月曜と水曜にTOHOシネマズで、1100円で鑑賞できる

・イオンカード（ミニオンズ・デザイン）　全年齢共通でイオンシネマの1000円特別鑑賞シネマチケットを年12枚購入できる

いずれも内容が変更される場合があるため、利用前に各サービスの公式情報を確認しておくと安心です。
 

まとめ

映画鑑賞は家族の楽しみの1つですが、人数が多いほど出費も大きくなります。とはいえ、映画館の会員制度や曜日限定割引、株主優待、クレジットカードの特典などを上手に活用すれば、通常よりもお得に楽しむことができます。
 
特に家族での利用が多い人にとっては、こうした制度を知っておくだけでも、年間の映画代に大きな差が出るでしょう。事前に情報を確認し、無理なく映画を楽しむ工夫をしてみてください。
 

出典

TOHOシネマズ 料金・割引サービス表
松竹マルチプレックスシアターズ SMT Members 会員特典内容
109シネマズ シネマポイント会員
イオンシネマ ワタシアター
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー