家の「鍵をスマートロックに変えよう」と考えています。初期費用や維持費はどれくらいですか？
本記事では、スマートロック導入時にかかる費用や、その後の維持に必要なコスト、製品を選ぶ際のポイントまで、導入前に知っておきたい情報をまとめて解説します。
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スマートロックの初期費用はどのくらい？
スマートロックを導入する際の初期費用は、主に「本体価格」と「設置費用」の2つに分かれます。
まず、本体価格は製品の機能やブランドによって差があり、1～5万円程度が相場です。例えば、工事不要で貼り付けるだけのタイプは1万円台から手に入りやすく、スマートフォンでの操作も可能です。一方で、ドアの内側にしっかり固定するタイプや、集合住宅向けの高機能モデルでは4～5万円程度になることもあります。
設置費用について、製品によってはユーザー自身で設置できるものもあり、その場合は費用がかかりません。しかし、設置に工事が必要なタイプや、専門知識を要する製品では、取り付け工事費が別途かかります。設置業者による施工を依頼した場合、2〜5万円前後が目安とされています。
維持費・ランニングコストも確認しておこう
スマートロックを導入した後も、いくつかのランニングコストが発生します。主な維持費としては、以下の2点が挙げられます。
1. 電池交換費用
多くのスマートロックは、乾電池で動作しています。製品によって電池の種類や持続時間は異なりますが、目安としては半年から1年に一度の交換が必要です。年間でかかる電池代は、1000〜3000円程度となります。電池が切れるとスマートロックの操作ができなくなるため、定期的な交換や残量確認が大切です。
一部の製品では、スマホアプリで電池残量の警告通知を受け取ることも可能ですので、安心して使い続けるためにはそのような機能がある製品を選ぶとよいでしょう。
2. クラウドサービス利用料
スマートロックによっては、遠隔操作や施錠・解錠の履歴管理などの機能を利用するために、クラウドサービスへの加入が必要な場合があります。
月額費用は無料の製品も多いですが、高機能なサービスを利用する場合には、月額500円前後～1000円程度までのサブスクリプション料金が発生することがあります。自宅の防犯レベルを高めたい、外出先から鍵を管理したいというニーズがある方には便利な機能ですが、必要の有無を検討してから加入しましょう。
製品選びで失敗しないためのポイント
スマートロックを選ぶ際には、価格や機能だけでなく、自宅の環境や使い方に合った製品を選ぶことが重要です。以下の点に注意して比較検討してみましょう。
・対応するドアタイプ
賃貸か戸建てか、ドアの内開きか外開きかによって対応可能な製品が変わります。特に賃貸物件では原状回復義務があるため、工事不要で貼り付けるだけの製品がおすすめです。
・解錠方法の種類
スマートフォンだけでなく、ICカード、暗証番号入力、音声操作など、複数の解錠方法に対応している製品はより便利です。特に家族が多い場合や、スマートフォンを持たない高齢者との同居がある場合には選択肢が多いほうが安心です。
・オートロック機能の有無
外出時の締め忘れを防げるオートロック機能があると、セキュリティー面で安心感が高まります。製品によってはドアが閉まると自動で施錠されるため、手間も省けます。
・サポート体制と保証
製品の故障やトラブル時にすぐに対応してもらえるサポート体制が整っているか、メーカー保証があるかも重要なポイントです。ネット通販では安価に購入できる製品もありますが、サポートの充実度にも注目しましょう。
費用と安心のバランスで検討を
スマートロックは、鍵を持ち歩かなくても家の施錠・解錠ができるという点で非常に便利なアイテムです。初期費用としては1～5万円程度が一般的で、工事不要タイプなら設置費用はかかりません。工事が必要な場合は、設置費用として2～5万円程度が別途かかることがあります。また、維持費としては年間で数千～1万円程度が見込まれます。
製品の種類や使い方によって、必要な機能やかかるコストが異なるため、自宅のドアの仕様や家族構成、セキュリティーへのニーズに合わせて選ぶことが大切です。複数の製品を比較して、費用と安心感のバランスが取れたスマートロックを選び、より快適で安全な生活を実現しましょう。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
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