私立小学校6年間の「学費」は「1097万4394円」?! 全国の小学生で「私立」に通う子どもはどのくらい?
この記事では、私立小学校6年間の学費や在学者数をご紹介します。さらに、学費の支払いに困ったときの対策方法も解説するので、参考にしてください。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
私立小学校6年間の学費
文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」によると、令和5年度の私立小学校における6年間の学費は、平均で表1の通りです。
表1
| 学年 | 学費 |
|---|---|
| 1学年 | 220万2541円 |
| 2学年 | 162万8139円 |
| 3学年 | 177万2477円 |
| 4学年 | 168万2848円 |
| 5学年 | 178万2459円 |
| 6学年 | 190万5930円 |
| 合計 | 1097万4394円 |
※文部科学省「令和5年度子供の学習費調査 調査結果の概要」を基に筆者作成
文部科学省の調査結果によると、私立小学校における6年間にかかる費用は、合わせて1097万4394円だと分かりました。中でも、1学年時の学費は220万2541円と最も高額です。
一方で、公立小学校の学費の平均は、6年間で201万7378円となっています。このことから、895万7016円の差で公立小学校の学費が安いことが分かります。ただし、ここでご紹介した学費はあくまで平均のため、通う小学校によって異なります。
小学生で「私立」に通う人数
小学生で私立に通う人数を、公立と比較しながら見ていきましょう。文部科学省によると、令和5年度のそれぞれの在学者数は以下の通りです。
●公立小学校:593万3907人
●私立小学校:8万57人
585万3850人の差で公立小学校に通う人数が多いことが分かります。さらに、前年度に比べて公立小学校の在学者は10万1477人減っており、私立小学校の在学者は177人増えていることも分かりました。
学費を支払えない場合の対策
ここからは、何らかの理由で私立小学校の学費を払えない場合の対策をご紹介します。
小学校に相談する
私立小学校によっては、学費を免除する独自の救済制度を用意している学校もあるようです。経済的に学費を払うことが難しくなった際は、相談してみるとよいでしょう。
長期的に学費が払えないのであれば、公立小学校に転校する方法もあります。公立小学校であれば、就学援助制度が受けられる可能性もあります。なお、就学援助制度を受けるには条件があるため、役所に確認してみてください。
私立小学校6年間の学費は1097万4394円
文部科学省によると、令和5年度の私立小学校における6年間の学費は、平均で1097万4394円だと分かりました。公立小学校の学費は6年間で201万7378円のため、895万7016円の差があることが分かります。
また、令和5年度の私立小学校に通う人数は8万57人だと分かりました。公立小学校に通う人数は593万3907人のため、585万3850人の差で私立小学校に通う人数が少ないといえます。
学費が高額で支払えない場合は、小学校に相談してみるとよいでしょう。私立小学校によっては、学費を免除する独自の救済制度を用意している学校もあるようです。
出典
文部科学省 令和5年度子供の学習費調査 調査結果の概要
文部科学省 令和5年度学校基本統計(学校基本調査の結果)確定値を公表します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
