「壊しちゃった…」子どもが学校のタブレットを落として破損!保護者の負担・修理代はいくらかかる?
そんな中で、「うちの子、本当に壊さずに使えるの?」と、端末の取り扱いにひやひやしている保護者の方も少なくないでしょう。
今回は、もしも子どもがうっかりタブレットを落として壊してしまったら、「修理代はいくらかかるのか」「弁償が必要になるのか」など、知っておきたいポイントをまとめました。
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目次
タブレットを壊しちゃった…最初にするべきことは?
破損に気づいたら、まずは学校に連絡を入れましょう。学校には「端末破損時のマニュアル」が用意されていることが多く、指示に従うのが基本です。
焦って外部の修理業者に持ち込んだり、個人で修理依頼をしたりするのは避けましょう。貸与品である以上、学校の管理下での対応が求められます。まずは担任に報告し、学校の方針に従って対応しましょう。
その際は、「画面割れ」「起動しない」「水にぬれた」など、壊れた状況をできるだけ正確に伝えることも大切です。
修理代はいくら?気になる相場感
タブレットの機種や破損状況によって、修理費用にばらつきがあります。たとえば、画面割れであれば1万~2万円前後が一般的でしょう。
バッテリー交換は5000円~1万円ほど、基板の故障など深刻なトラブルになると3万円以上かかるケースもあります。
ただし、学校によっては上限額が設定されていたり、一律料金で対応してくれたりすることもあります。また、修理不可能な場合は新品代(3万~5万円程度)を請求される可能性もあるでしょう。
費用は親が負担?保険や補償が使えることも
多くの自治体や学校では、タブレットの貸与時に保険や補償制度に加入しています。これが適用されれば、自己負担はゼロ~数千円で済む場合もあります。
ただし、保険未加入だったり、わざと壊したと判断されたりすると、全額弁償になる可能性もあるでしょう。保護者会費(PTA費用)などで一部負担してくれる学校もありますが、細かいルールは学校ごとに異なるため、「貸与契約書」や「利用規約」を事前に確認しておくと安心です。
また、学校のタブレットにはフィルタリングが設定されており、基本的に有害サイトや不適切なサービスにはアクセスできないようになっています。しかし、子どもが有料サービスなどを利用して課金してしまった場合や、被害・損害が発生した場合は、保護者の責任として扱われる可能性があります。こうした点にも注意が必要でしょう。
家庭の保険で補償されることも。万が一に備えて見直しを
タブレットの破損や紛失に備えて、家庭で加入している火災保険や自動車保険に付帯している「個人賠償責任保険」も確認しておきましょう。保険の種類によっては、子どもが学校で使用中にタブレットを壊してしまった場合でも、補償対象となるケースがあります。
さらに、契約によっては「携行品損害補償特約」などで、端末の修理費がカバーされることもあります。補償範囲や条件は保険会社やプランによって異なるため、事前に保険証券を確認するか、保険会社に問い合わせておくと安心でしょう。
修理代・弁償を防ぐには?親ができる“出費対策”
子どもがタブレットを壊してしまった場合、自己負担が発生する可能性はゼロではありません。高額な修理代や弁償費用を防ぐためには、家庭での「事前対策」が重要です。
まず物理的な対策として、端末には必ず耐衝撃ケースや保護フィルムをつけましょう。1000~3000円程度で購入できるこれらのアイテムは、端末の落下や衝撃による破損を防ぎ、結果的に“高い出費”の回避につながります。
さらに、家庭の火災保険や個人賠償責任保険に、こうした端末の損害もカバーされる特約がついていることがありますので、あらかじめチェックしておくと安心です。
学校から貸与されているタブレットの使用については、子どもと一緒に「どのように扱えば安全か」「どうやって持ち運ぶか」を話し合っておくと、親子で安心して学習に取り組むことができるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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