ドコモが住信SBIを買収!「銀行連携」は実際得するの?楽天モバイル・ソフトバンクで比較
本記事では、「通信×金融」の連携において、どこが一番お得なのかを見極めるためのヒントを解説します。
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目次
NTTドコモと住信SBIネット銀行、資本業務提携へ
2025年5月29日、NTTドコモは住信SBIネット銀行の株式を公開買い付けにより取得し、同銀行を連結子会社化する計画を発表しました。公開買付価格は1株あたり4900円で、買付予定数は4767万4496株にのぼります。
買付期間は2025年5月30日から7月10日までで、買付予定数の上限および下限は設定されていません。これにより、NTTドコモは住信SBIネット銀行の議決権の50%を保有し、同銀行はNTTドコモの連結子会社となる予定です。
この提携により、NTTドコモは金融サービス分野への進出を強化し、スマートフォンを活用した投資、融資、保険、決済などのサービスを提供することを目指しています。また、NTTドコモはSBIホールディングス株式会社の新株式を約1100億円で取得し、同社の約8.91%の株式を保有することになります。
この動きは、通信と金融の融合を進めるものであり、他の通信事業者との競争が激化する中で、ドコモが新たな価値と収益源を創造しようとする戦略の一環です。
「楽天モバイル×楽天銀行」口座開設&入金で1500ポイントプレゼント
楽天モバイル株式会社(以下、楽天モバイル)では、同社の「Rakuten最強プラン」または「Rakuten最強プラン(データタイプ)」の契約者を対象に、楽天銀行株式会社(以下、楽天銀行)の口座を新規開設し、所定の条件を満たすことで、楽天ポイント1500ポイントをプレゼントするキャンペーンを実施しています。
キャンペーンの主な条件は次のとおりです。
1.キャンペーンページから楽天銀行口座の開設申込を行う。
2.口座開設申込月の翌月末までに、ATMからの入金または他行からの振込により、開設した口座に入金を行う(入金金額は問わない)。
3.「Rakuten最強プラン」を利用開始している、またはキャンペーン期間内に申し込みを完了する。
4.入金期間中に「ハッピープログラム」へエントリーし、楽天会員リンク登録を完了する。
5.特典ポイント受取期間中に、楽天銀行口座にログインし、特典ポイントの受取手続きを行う。
特典ポイントの受取期間は、口座開設申込月の3ヶ月後の1日17:00から月末23:59までとなっており、ポイントの有効期限は特典進呈日の翌月末までです。
このキャンペーンは、楽天モバイルと楽天銀行のサービスを組み合わせることで、ユーザーにとっての利便性とお得感を高めることを目的としています。
「ソフトバンクカード×PayPay銀行」口座振替チャージで即時入金が可能
ソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)では、同社の「ソフトバンクカード」において、PayPay銀行株式会社(以下、PayPay銀行)の口座からの口座振替チャージを利用することで、即時にチャージが可能なサービスを提供しています。
主な利用条件は次のとおりです。
・初回のみ、My SoftBankから口座振替契約が必要。
・月のチャージ回数上限は、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行からの即時チャージと合わせて5回まで。
・チャージ単位は1000円単位で、1回あたりのチャージ限度額は1000円から10万円まで。
・年間のチャージ限度額は1500万円。
・チャージ手数料は無料。
・本人確認(取引時確認)完了後のチャージ残高は「現金バリュー」となり、引き出しが可能。
このサービスにより、ソフトバンクユーザーはPayPay銀行の口座から簡単にソフトバンクカードへチャージでき、日常の支払いをスムーズに行えます。
まとめ
NTTドコモ、楽天モバイル、ソフトバンクの各社は、通信と金融のサービスを連携させることで、ユーザーにさまざまなメリットを提供しています。これらの取り組みは、利便性やお得感の向上につながるものであり、今後も多くのメリットが期待されます。
ただし、各社のサービスにはそれぞれ条件や制約があるため、自身の利用状況やニーズに応じて、最適なサービスを選ぶことが大切です。
今後も通信と金融の融合が進む中で、ユーザーにとって一層便利でお得なサービスの提供が期待されます。
出典
株式会社NTTドコモ 報道発表資料 住信SBIネット銀行株式会社の普通株式に対する公開買い付けの開始、及び資本業務提携契約の締結に関するお知らせ
楽天銀行株式会社 楽天モバイルご契約者様限定 口座開設&条件達成でもれなく1,500ポイントプレゼント
ソフトバンク株式会社 リアルカード 口座振替チャージ(PayPay銀行)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
