車にかかるお金が「月5万円」程度です。妻から「お金をかけすぎ」と言われるのですが、ガソリン代も含めて収入の何割くらいに抑えるべきなのでしょうか?

配信日: 2025.06.09

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車にかかるお金が「月5万円」程度です。妻から「お金をかけすぎ」と言われるのですが、ガソリン代も含めて収入の何割くらいに抑えるべきなのでしょうか?
車を所有している人は、毎月ガソリン代を含めた維持費がかかります。維持費は必要不可欠な費用ですが、収入に対して負担が大きすぎると感じる人も多いでしょう。
 
本記事では、車の維持費は収入の何割程度が適切なのかに加えて、維持費の見直しについて解説します。
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車にかかる維持費の平均・相場

車を所有する場合、毎年各種税金や保険料の負担が伴います。ガソリン代や故障した場合の修理代、消耗品の買い替えなどを含めると、さらに負担は大きくなります。
 
そこで本章では、車の維持費やガソリン代の平均的な費用について解説します。
 

車の維持費とは

車の維持費は、税金や保険料などの固定費とガソリン代や修理費などの変動費に分けられます。固定費には自動車税や重量税、自賠責保険や自動車保険などが含まれます。毎月定額の駐車場代や、定期的にかかる車検代も固定費といってよいでしょう。
 
変動費にはガソリン代や修理代がありますが、車種や走行距離、事故・故障の有無などによって違いがあるため、毎年一定金額とは限りません。そのため、維持費の目安として平均や相場を考える必要があります。
 

車の年間維持費の相場

車の維持費を考えるうえで車種による違いを考慮し、本記事ではコンパクトカー(排気量1.5リットル以下、重量1.0トン以下)を前提とします。固定費の年間維持費は以下のとおりです。


・自動車税……3万4500円
・重量税……1万2300円(1年当たり)
・自賠責保険……1万1500円
・自動車保険(任意保険)……5万5000~7万円
・車検代(法定費用を除く)……1万4000~3万5000円
・ガソリン代……5~9万円(燃費や単価による)
・駐車場代……10万円前後(地域による)
・合計……27万7300~35万3300円

月間に換算すると、車の維持費は2万3108~2万9441円です。ただし、これらの金額はあくまで一般的な目安であり、実際の金額は車種や利用状況、地域によって大きく異なります。
 

収入に対して車の維持費の適正な割合は?

家計のバランスを考えるうえで、車の維持費が収入の何割を占めているかを把握することが重要です。一般的には、車の維持費は手取り収入の10~15%以内に収めるのが望ましいとされています。
 
例えば、手取り月収が30万円の場合、10%で3万円、15%で4万5000円となります。月5万円の維持費は、手取り月収が約33万円以上であれば15%以内に収まりますが、それ以下の場合は家計を圧迫する可能性があります。
 

維持費が重いと感じたときに見直したい4つのポイント

車の維持費は相場より安くても、家庭の収支によっては大きな負担になることもあります。「仕方ない」とあきらめずに、見直せるポイントがないか確認してみましょう。本章では、維持費を抑えるための具体的な方法を4つ紹介します。


・次の買い替え時にエコカーで減税、燃費の向上を図る
・オートリースを検討する
・ガソリン単価を下げる(クレジットカードやガソリンスタンドの会員割引など)
・自動車保険を見直す

車の維持費は車種、走行距離、家族構成などによってそれぞれなので、相場以下の維持費だとしても家計に影響があれば、上記のポイントを参考に見直すとよいでしょう。
 

車にかかるお金はそれぞれだが、自身の年収にあわせて適切に維持しよう

車の維持費にはある程度の収入に対する目安や相場がありますが、自身の維持費が適切かどうかは車を利用する頻度や燃費によって違います。維持費が相場の範囲に収まっているからといって、必ずしも適切ではない可能性もあります。
 
そのため、維持費が相場の範囲内でも負担が大きいと感じる場合は、変動費を見直すなどの対処をしましょう。
 

出典

東京都主税局 自動車税種別割
国土交通省 自動車重量税額について
国土交通省 自賠責保険・共済に加入するには
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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