ゴールド免許だけど、免許更新時に「SDカード」をすすめられた！ ガソリン代などがお得になるらしいけど、「670円」払って作るメリットはある？“優遇内容”もあわせて確認

免許の更新をしたとき、自動車安全運転センターでSDカードを紹介されることがあります。ただ、取得にはお金がかかるので、あまり説明を聞かずにスルーしている人も多いのではないでしょうか？
 
本記事では、無事故無違反のドライバーに対して発行されるSDカードとは何か、持つとどんな良いことがあるのかを紹介します。

SDカードとは？

SDカードとは、安全運転者（Safe・Driver）であることを証明するカードです。
 
ドライバーが安全運転者である誇りと自覚を持ち、引き続き模範的な運転をできることを願い、交通安全センターが1年以上事故・違反が無い人に発行しています。申請時の無事故・無違反の期間に応じて、グリーン・ブロンズ・シルバー・ゴールド・スーパーゴールドの5つの色のカードがあります。
 
SDカードの発行は、優良ドライバー全員ではなく、希望者のみです。SDカードは、「無事故・無違反証明書」または「運転記録証明書」を申し込んだ人に、証明書に添えて発行されます。
 
ただし、証明書の交付には手数料670円がかかります。そのため、SDカードの存在を知っていても、「お金がかかるなら要らない」と考える人もいるようです。
 

SDカードはガソリン代や駐車場代がお得になる

SDカードを持つメリットは、全国各地の優遇店で割引サービスが受けられることです。地域や店舗、持っているSDカードの種類により受けられる割引やサービスは異なりますが、ガソリン代やコインパーキング料金が割引されるなど、車を運転するうえで必要となる出費を抑えることもできます。
 
カラオケやボウリングなどの娯楽や、飲食店にもSDカード優遇店もあるので、うまく活用すれば手数料670円の元は取れるでしょう。
 
SDカードを持っている人が応募できる抽選キャンペーンや、地域のキャラクターとコラボしたオリジナルSDカードを発行している地域もあるようです。イベントやキャラクターが好きな人にとってはうれしいですね。
 
また、SDカードのアプリもあります。カードを持ち歩く手間もかかりません。
 

SDカードの優遇には期限がある

SDカード優遇店で割引やサービスを受けるにはさまざまな条件があり、優遇期間はSDカード発行から1年間～5年間までと期限が決められているお店もあります。
 
そのため、670円の手数料でSDカードを取得しても、元が取れないうちに期限切れになってしまうこともあるかもしれません。
 
また、せっかくSDカードを取得しても、SDカード優遇店が近隣になく利用できないケースもあるでしょう。自動車安全運転センターのWEBサイトからSDカード優遇店を検索できるので、不安な人はSDカード優遇店が近くにどれくらいあるのか探してみてから申請すると良いでしょう。
 

優遇店が近くにあるならSDカード発行がおすすめ

SDカードは、取得するのに無事故・無違反証明書などの交付手数料と手間がかかりますが、ガソリンやコインパーキングなど車を運転するうえで必要なお金をお得にすることができるのでおすすめです。
 
SDカード取得には670円の証明書交付手数料がかかるので、存在を知っていても必要ないと考える人もいます。
 
確かに、SDカードで受けられる割引やサービスにはさまざまな条件があり、カード発行から1年以内と期限が短いお店もあります。しかし、期限なしのお店もあるので、上手に活用すれば手数料670円の元を取れるでしょう。1年以上無事故・無違反のドライバーは、一度検討してみてはどうでしょうか。
 

出典

自動車安全運転センター SDカードについて
自動車安全運転センター 運転経歴に係る証明書
自動車安全運転センター SDカードお得ガイド
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー