孫の「ランドセル代」として「5万円」渡したら「これじゃ買えない…」と言われてびっくり!ランドセルってそんなに高いのですか?“ラン活”のリアルな価格帯を解説!
今回は、ランドセルのリアルな価格帯や高額化の背景を分かりやすく解説します。
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実際の購入金額帯をデータでチェック
一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会が実施した「ランドセル購入に関する調査 2025年」によると、購入したランドセルの価格帯は表1の通りです。
表1
| 2万4999円以下 | 5.7% |
| 2万5000円~3万9999円 | 9.5% |
| 4万円~5万4999円 | 15.1% |
| 5万5000円~6万4999円 | 18.5% |
| 6万5000円以上 | 43.8% |
| よくわからない | 7.5% |
※一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査 2025年」を基に筆者作成
ランドセルの平均購入金額は6万746円となっており、前年より1500円以上上昇しているそうです。また、最も多い購入金額帯は「6万5000円以上」で、全体の約44%を占めています。6割以上の家庭が5万5000円以上のランドセルを選んでいる現状です。
なぜランドセルは高額化しているのか
ランドセルの価格が上昇している背景には、以下のような理由があります。
●原材料費の高騰(牛革や人工皮革、金具など)
●機能・デザインの多様化(A4フラットファイル対応、タブレット収納、カラーバリエーションの増加など)
●少子化で子ども1人にかける金額が増えやすくなっている
●品質や耐久性への期待の高まり
特に最近は「6年間しっかり使えるものを選びたい」「子どもの好みに合った色やデザインを重視したい」という家庭が増え、ランドセルの高価格帯化が進んでいるようです。
5万円でランドセルは買えないの?
同調査データからも分かる通り、「5万円」では主流の価格帯(5万5000円以上)に届かないケースが多いようです。
ただし、全体の約15%は「4万円~5万4999円」の価格帯で購入しており、量販店やネット限定モデルなどを選べば、5万円以内でも十分な品質のランドセルを購入できます。一方で、ブランドや素材、機能にこだわる場合は、6万円以上を見込んでおくと安心でしょう。
ランドセルの相場は6万円超が主流。5万円でも選び方次第で十分
ランドセルの平均価格は6万円を超え、高価格帯のランドセルを検討する家庭が多いようです。とはいえ、すべての家庭が高額モデルを選んでいるわけではなく、予算に応じて選べる選択肢も年々増えています。
「5万円では足りないかも……」と思ったとしても、決して珍しいことではありません。贈る側の気持ちを大切にしながら、無理のない範囲でできるサポートを選ぶことで、祖父母としての思いも伝わるでしょう。
出典
一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会 「ランドセル購入に関する調査 2025年」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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