「コンビニのATM」でお金を引き出すたびに手数料が…気づけば「年間5000円超」。ムダを減らすには?
1回の手数料は少額でも、回数が増えれば「年間5000円超」になることも。本記事では、コンビニATMの手数料を減らす具体的な方法や、キャッシュレスの活用術をご紹介します。
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目次
意外と見落としがち? コンビニATMの手数料に注意
コンビニATMは、銀行の店舗に行かずに24時間いつでも使える利便性が魅力です。しかしこの便利さには“コスト”が伴います。多くの金融機関では、コンビニATMを利用すると110~330円の手数料が発生します。時間帯によって変動することもあり、深夜や休日には高くなる傾向があります。
例えば、月に4回、手数料220円のタイミングで引き出していると、月880円、年間で1万560円の出費になります。手数料は目に見えにくいため、家計簿をつけていないと“気づけば”数千円~1万円近くが消えているということも起こりえます。
ATM手数料を節約するための5つの方法
コンビニATMの手数料を無理なく減らすためには、ちょっとした工夫や選択がポイントになります。ここでは、今日から実践できる具体的な節約方法を5つご紹介します。
銀行ATMを上手に使う
多くの銀行では、直営のATMを利用すれば、時間帯によって手数料が無料になることがあります。近くにある店舗やATMの場所と利用時間を把握しておくことで、ちょっとした節約につながります。
ネット銀行を活用する
楽天銀行や住信SBIネット銀行などでは、コンビニATMの手数料が月数回まで無料になるサービスなどを提供しています。これらの銀行はスマホからの管理も簡単で、口座開設のハードルも低いため、メインバンクとして利用する人も増えています。
銀行の優遇プログラムを利用する
みずほ銀行の「みずほマイレージクラブ」や、三菱UFJ銀行の「メインバンク プラス」など、一定の条件を満たせば手数料が月数回まで無料になるプログラムがあります。給与の受取口座に指定するだけで対象になることもあるため、一度確認してみましょう。
手数料が低い時間帯やかからない日を選ぶ
平日昼間は他の時間帯と比べ、手数料が低い銀行や無料の銀行もあります。また、特定の日付(月末や25日など)での利用時は、手数料を無料にしている銀行もあります。どうしても現金が必要な場合は、この時間帯や日付を意識するだけでも節約につながります。
ATMの利用頻度を減らす
給料日後に1回まとまった額を引き出しておき、計画的にお金を使う習慣を持つことで、引き出しの回数を減らせます。必要なときに「なんとなく使う」習慣を見直すことが大切です。
キャッシュレスでATMそのものを使わない選択肢も
近年はスマホ決済やデビットカード、クレジットカードの普及により、現金を使わないライフスタイルも広がっています。日常の支払いをキャッシュレス化することや、公共料金や家賃の支払いもネットバンキングや口座振替を利用することで、ATMを使う頻度も減るでしょう。
キャッシュレスに移行することは、ATM手数料だけでなく時間の節約にもつながります。
まとめ:ちょっとした意識で手数料を節約できる
コンビニATMの手数料は、小さな額のように見えても積み重なれば無視できません。しかし、直営ATMやネット銀行の活用、利用する時間帯の見直し、キャッシュレス決済への移行など、少しの工夫で手数料は減らせます。
家計の節約は、こうした“見えにくい出費”の見直しから始まります。日常の中で気軽にできる手数料対策で、ムダなお金を少しでも減らし、賢く使えるようにしていきましょう。
出典
株式会社みずほ銀行 みずほマイレージクラブ「うれしい特典」
株式会社三菱UFJ銀行 メインバンク プラス 各種手数料優遇
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
