「前歯上下6本ずつ」ホワイトニングしたらいくらかかる？「歯科医院」と「セルフ」、費用の違いを解説！

顔の印象に大きく関わる口元。笑ったときに見える歯が明るいと、表情全体がぱっと華やかに見えることがあります。特に前歯は、会話や写真などで人目につきやすいため、気になる方も多いのではないでしょうか。
 
「全部の歯を白くするのはハードルが高そうだけど、前歯6本だけなら……」と、部分的なホワイトニングを検討する人もいるかもしれません。
 
この記事では、歯科医院で行うホワイトニングと、市販の製品などを使って自分で行うセルフホワイトニングについて、前歯6本を白くする場合の費用や特徴の違いを解説します。

歯科医院で受けるホワイトニングの費用

「前歯だけ」「上下6本だけ」といった部分的なホワイトニングに対応している歯科医院も増えてきています。施術範囲を限定することで、費用を抑えながら希望の見た目に近づける方法として、利用する人もいるようです。
 
歯科医院で行うホワイトニングは、専門家である歯科医師や歯科衛生士が施術するため、安全性が高く、効果を実感しやすいのが特徴です。主に「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」の3種類があります。
 
オフィスホワイトニングは、歯科医院で高濃度の薬剤を歯に塗り、特殊な光を当てて白くする方法です。1回の施術でも効果を実感しやすいといわれています。費用は歯科医院によって異なりますが、1回あたり2万円から5万円程度が目安のようです。
 
一方、ホームホワイトニングは、歯科医院で自分専用のマウスピースを作り、処方された薬剤をマウスピースに入れて自宅で装着する方法です。効果が出るまでに時間はかかるといわれていますが、通院回数も少なく自宅で好きな時間にできる手軽さがあるでしょう。費用はマウスピースの作製と薬剤のセットで、3万円から5万円程度です。
 
また、デュアルホワイトニングという、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法もあり、こちらの費用相場は4万円から8万円程度となるようです。
 

自分で試すセルフホワイトニングの費用

より手軽に始めたい場合は、セルフケアという選択肢もあります。これには、セルフホワイトニングサロンに通う方法と、市販の製品を使う方法があります。
 
セルフホワイトニングサロンは、専門のサロンに行き、自分で溶液を塗ってLEDライトを照射するサービスです。費用は1回あたり3000円から5000円程度で、歯科医院に比べて安価に試すことができます。数回通うことで効果を感じやすくなるようです。
 
市販の製品を使う場合は、さらに費用を抑えられます。ホワイトニング効果をうたった歯磨き粉は、500円から3000円程度で購入できます。また、歯に直接塗るジェルや、歯に貼り付けるシートタイプの製品、自宅でLEDライトを照射できるキットなどは、5000円から2万円程度で販売されています。
 

費用だけじゃない！歯科医院とセルフの主な違い

歯科医院のホワイトニングとセルフホワイトニングの大きな違いは、使用できる薬剤にあります。歯科医院では、歯を内側から白くする効果が認められた薬剤（過酸化水素や過酸化尿素）を使用できます。
 
一方、セルフホワイトニングサロンや市販の製品の多くは、医薬品ではない成分を使用しており、主な目的は歯の表面に付着した着色汚れ（ステイン）を落とすことです。そのため、元の歯の色以上に白くすることは難しいとされています。
 
どちらの方法がよいというわけではなく、どのくらいの白さを目指すのか、どれくらいの期間や費用をかけられるのかによって、適した選択は変わってきます。
 
安全に、そして確実に歯を白くしたい場合は歯科医院で、まずは手軽に試してみたい、表面の汚れをきれいにしたいという場合はセルフケア、というように目的別に考えるのがよいでしょう。
 

前歯6本のホワイトニング、自分に合った選択を

歯科医院でのホワイトニングは、専門家の管理下で高い効果が期待できる反面、費用は高めになります。セルフケアは手軽で安価ですが、効果は比較的穏やかです。
 
なお、ホワイトニングの効果や持続性には個人差があり、喫煙や飲食などの生活習慣によっても左右されます。さらに、人によっては体質や歯の状態により、ホワイトニングの施術を受けられないケースもあります。
 
持病がある方や歯の健康に不安がある場合は、1度歯科医院でカウンセリングを受けて、専門家のアドバイスを聞いてから判断するとよいでしょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー