小さな買い物はいまだに「現金派」なのですが、友人から「キャッシュレス決済を使わないと損だ」と言われました。具体的にどんなところが「損」なのですか？
そこで本記事では、キャッシュレス決済について解説します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
キャッシュレス決済とは
キャッシュレス決済とは、現金を使用せずに支払いを行う決済方法のことです。手軽かつスピーディーに支払いができることから、急速に普及している決済方法の1つです。
キャッシュレス決済には、クレジットカードや電子マネーなどさまざまな種類があります。
クレジットカード
キャッシュレス決済の代表格といえるのがクレジットカードでしょう。クレジットカードを利用して支払いを行うと、その利用分が後日の支払期日にまとめて銀行口座から引き落とされます。いわゆる、後払い形式のキャッシュレス決済です。
クレジットカードでは、代金を分割して支払うことも可能です。ただし、分割できる回数や手数料は、カードの種類や契約内容によって異なります。
デビットカード
カードを利用したキャッシュレス決済には、デビットカードもあります。デビットカードを利用して支払いを行うと、利用金額が銀行口座から引き落とされます。
決済方法はクレジットカードと似ていますが、異なる点は引き落としのタイミングです。クレジットカードは、支払期日に利用分がまとめて引き落とされますが、デビットカードは、利用時にその場で引き落としが発生します。
つまり、クレジットカードとは異なり、口座にお金が入っていないと利用できない、即時払い形式のキャッシュレス決済ということです。
電子マネー
電子マネーは、専用機器にICカードやスマートフォンをかざすことで支払いを行うキャッシュレス決済です。プリペイド型・デビット型・ポストペイ型の3種類の支払い方法がある点が特徴です。
プリペイド型とは、ICカードやアプリに事前にお金をチャージしておき、その残高分を支払いに利用する決済方法です。「Suica」や「PASMO」など、いわゆる交通系ICカードがこれに当てはまります。
デビット型とは、電子マネーによる支払いをデビットカードと紐付ける方法です。デビットカードと同じく、利用時に銀行口座からの引き落としが発生するため、口座にお金が入っていないと利用できません。
ポストペイ型とは、電子マネーにクレジットカードを連携させる支払い方法です。クレジットカードと同様、支払代金は後日請求されます。
QR決済とバーコード決済
決済用のアプリをスマートフォンなどにインストールしておき、QR決済であればQRコード、バーコード決済であればバーコードを利用して決済します。
QR決済やバーコード決済には、決済者がスマートフォンに表示させたコードを読み取る「ストアスキャン形式」と、店舗によって提示されたコードを決済者が読み取って支払いをする「ユーザースキャン方式」の2種類があります。
「PayPay」や「楽天ペイ」、「d払い」などが代表的なQR決済とバーコード決済の方法です。
スマートフォン決済
スマートフォンの専用アプリに、クレジットカードや電子マネーなどを登録して支払う方法がスマートフォン決済です。「Apple Pay」や「Google Pay」などがその代表です。また、スマートフォン決済は、アプリ内での課金やネットショッピングにも使用できます。
キャッシュレス決済がお得な理由
現金を持ち歩く必要がなく、スマートに支払える点がキャッシュレス決済の魅力です。また、多くのキャッシュレス決済では、利用時の支払代金に応じてポイントが付与されます。ポイント還元という、現金にはないメリットもキャッシュレス決済の特徴の1つです。
ポイントの還元率は、決済方法や運営会社によって異なりますが、一般的には1％前後です。ポイントの使い方も決済方法によってさまざまですが、ギフトや商品と交換したり、支払代金に充当したりして活用することができます。
キャッシュレス決済がお得な理由はポイント還元
さまざまな種類があるキャッシュレス決済ですが、その多くは利用時の支払代金に応じてポイントが還元されます。還元率は決済方法により異なりますが、一般的には1％前後です。付与されたポイントは、ギフトや商品などと交換できるほか、ポイントを利用して買い物をすることも可能です。
支払額はキャッシュレス決済でも現金払いでも変わりませんが、支払額の数％が実質的にキャッシュバックされる点で、現金払いよりもキャッシュレス決済の方がお得であるといえるでしょう。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
