小学生の子どもに「お小遣い」を渡すか悩んでいます。何歳から、いくらくらい渡している家庭が多いのでしょうか?
本記事では、全国の調査データをもとに、お小遣いを渡し始める年齢や金額の相場、そして渡し方の工夫についてわかりやすく紹介します。
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目次
小学生にお小遣いはいつから? 家庭ごとの始め方の実態
お小遣いを渡すタイミングは、家庭によってさまざまです。ただ、多くの家庭では小学校低学年からスタートしている傾向があります。
株式会社ベビーカレンダーが2025年4月に実施した「お小遣いに関するアンケート調査」によると、お小遣いを渡し始めている時期、または渡す予定の時期は次の結果となりました。
・未就学児のときから:7.1%
・小1から:30.3%
・小2から:6.1%
・小3から:8.1%
・小4から:10.1%
・小5から:8.1%
・小6から:5.1%
・中1から:10.1%
・中2から:2.0%
・高1から:6.1%
・わからない/まだ決めていない:6.9%
小学1年生が30.3%で最も多く、お金の概念や価値を学び始めるこの時期に、お小遣いを通じて自然に金銭感覚を養わせる家庭が増えています。
平均金額はどれくらい? 学年別の相場を紹介
お小遣いの金額も気になるところです。同調査によると、学年別の1ヶ月あたりの平均額は以下のとおりです。
・小学校低学年(1~3年生):995円
・小学校高学年(4~6年生):1091円
・中学生:2724円
・高校生:4962円
もちろん、地域差や子どもの使い道によっても異なるため、あくまで参考程度に考えるとよいでしょう。
渡し方のスタイルはさまざま! それぞれのメリットと注意点
お小遣いの渡し方には、主に以下のスタイルがあります。それぞれに特徴があるため、子どもの性格や家庭の方針に合わせて選ぶのがおすすめです。
1.定額制(毎月決まった金額を渡す)
最も一般的な方法で、計画的にお金を使う習慣を身につけさせることができます。ただし、目的もなく渡すだけだと、無意識に浪費する恐れもあるので、使い方のルールとセットで導入しましょう。
2.成果報酬制(お手伝いや成績などに応じて支給)
お金は「がんばった結果もらえるもの」と学ばせることができます。
ただし、「手伝わなければお金がもらえない」と逆に考えてしまう子もいるため、バランスが大切です。家庭内のコミュニケーションや、子どもの自己肯定感にも配慮しましょう。
3.必要都度制(使いたい理由があるときに都度渡す)
必要性や優先順位を考える力が育ちます。ただし、計画的に貯める習慣は身につきにくい傾向があります。
まとめ:お小遣いは金銭教育の第一歩。親子で話し合いながら決めよう
お小遣いは単にお金を渡すだけでなく、子どもにとってはお金の使い方を学ぶ貴重な機会です。何歳から、いくら渡すかには正解はありませんが、多くの家庭では小学校低学年から月1000円程度でスタートし、学年や生活環境に応じて金額を調整しています。
渡し方に関しても、定額制や報酬制など、家庭の考え方に合わせて選べます。大切なのは、親子でルールを決めて、日々の使い方を振り返る時間を持つことです。
「お金は使い方次第で価値が変わる」という考え方を、日常の中で少しずつ学んでもらえるよう、お小遣いを上手に活用していきましょう。
出典
株式会社ベビーカレンダー ヨムーノ「お小遣い」に関する調査結果
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
