連日の大雨で「家族の靴が全滅」しました…!「新聞はとっていない」し、どう乾かすのが一番いい?「ドライヤー」「靴乾燥機」「浴室乾燥機」などコスパのよい乾かし方をチェック!

配信日: 2025.06.24 更新日: 2025.09.26
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連日の大雨で「家族の靴が全滅」しました…!「新聞はとっていない」し、どう乾かすのが一番いい?「ドライヤー」「靴乾燥機」「浴室乾燥機」などコスパのよい乾かし方をチェック!
梅雨の時期やゲリラ豪雨が続くと、靴がびしょぬれになる機会が増えてきます。
 
特に家族全員分の靴が一度にぬれてしまった場合、乾かす手間やコストが悩みの種になるかもしれません。吸水に便利な新聞紙を常備していない家庭も多く、代わりとなる手段が求められます。
 
この記事では、家庭で実践しやすい靴の乾かし方を紹介し、電気代や初期コストなどの観点から、コストパフォーマンスについても比較します。
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「新聞紙なし」でどう乾かす?家庭でできる代表的な靴の乾かし方

以前はぬれた靴の乾燥に「新聞紙を詰める」のが定番でしたが、最近は新聞を購読せず、ニュースはウェブやアプリで読むという家庭も増えています。
 
新聞紙が手元にない場合、代わりとなる手段を知っておくと安心でしょう。代表的な乾燥方法としては、次のような手段が挙げられます。

・ドライヤーで乾かす:温風を靴に直接当てず、一定の距離を保ちながら使用します。高温による接着剤の劣化や変形に注意が必要です。

・靴乾燥機を使う:電気代が比較的安く、靴に負担をかけずに乾燥できます。製品によっては、革靴対応の温度調整機能付きタイプもあります。

・タオルやキッチンペーパーを詰める:新聞紙がない家庭でも実践しやすく、湿ったらこまめに交換するのがポイントです。

・扇風機の風を当てる:風通しのよい場所で送風すれば、比較的自然に乾かせるでしょう。

・浴室乾燥機を利用する:小物乾燥棚に靴底を上にして置くと効率的でしょう。室内で一度に複数の靴を乾かしたいときにも便利です。

 

コスト面で見る「ドライヤー」「靴乾燥機」「浴室乾燥機」の電気代比較

それぞれの乾燥方法には、電気代にも違いがあります。特に、梅雨の時期などで連日の使用が続く場合は、電気代が家計に与える影響も気になるところでしょう。
 
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている「1kWh(キロワット時)あたり31円」を前提に、各機器の電気代を試算します。製品やモードにより異なる場合がありますので、一例として参考にしてみてください。


・ドライヤー(1200W)を30分使った場合:0.6kWh=約19円
・靴乾燥機(200W)を2時間使った場合:0.4kWh=約12円
・浴室乾燥機(1300W)を2時間使った場合:2.6kWh=約81円

靴乾燥機は、製品や使用モードにもよりますが、1時間あたりの電気代はおおむね5円~10円程度とされており、今回の試算(2時間で約12円)もこの範囲に収まります。ドライヤーは使用時間が短くても消費電力が高いため、1時間あたりの電気代は約38円となり、コスト面ではやや不利です。
 
例えば、家族4人分の靴をそれぞれ別の方法で乾かした場合の電気代の合計は、以下のとおりです。靴乾燥機やドライヤーは基本的に1足ずつの乾燥を前提に計算しています。


・ドライヤー×4回分:約76円(19円×4足)
・靴乾燥機×4回分:約48円(12円×4足)
・浴室乾燥機×1回(同時にまとめて乾かす想定):約81円

浴室乾燥機は一度に複数の靴を乾かせる可能性があるため、所要時間は変わらないと仮定していますが、靴の量や湿り具合によっては追加の乾燥時間が必要となる場合もあるでしょう。
 
また、季節によって使用時間が異なり、夏場は約3時間、冬場は約5時間程度かかるとされ、結果的にランニングコストが高くなる可能性もあります。
 

初期費用や家族分への対応力は?

電気代に続いて気になるのが、初期費用や家族全員分の靴に対応できるかどうかという点です。特に複数の靴を同時に乾かしたい家庭では、機器の性能や使い勝手も重要なポイントとなるでしょう。
 
靴乾燥機の価格帯は、おおむね3000円~7000円程度です。多くの製品は1足ずつの乾燥が基本となっており、家族全員分をまとめて乾かすにはある程度の時間が必要です。ただし、2足同時に乾かせるモデルも販売されており、効率よく使いたい家庭には便利でしょう。
 
ドライヤーや浴室乾燥機は、すでに家庭にある設備で代用できるケースも多く、初期費用をかけたくない場合の選択肢となります。また、革靴など熱に弱い素材には、温度調整ができる乾燥方法を選ぶと安心でしょう。
 

連日の雨でも「靴を清潔に保つ」ためのちょっとした工夫

ぬれた靴を乾かすだけでなく、できるだけ清潔な状態を保つことも大切です。水気や湿気は雑菌やニオイの原因にもなるため、乾かす前後に少し工夫をするだけでも、快適さが大きく変わってくるでしょう。
 
靴を乾かす前には、表面の泥汚れを軽く洗い流し、中敷きを外すことで、雑菌やニオイの繁殖を防ぐことができます。中敷きは中性洗剤とブラシを使って手洗いし、ニオイが気になる場合は重曹を使うと消臭効果が期待できます。
 
また、防水スプレーや撥水加工の靴カバーを活用するのも有効です。特にフッ素系の防水スプレーは、繊維をコーティングし、雨や汚れを防ぐ効果があるでしょう。
 
そして、晴れた日には、シューズハンガーなどを活用して風通しのよい場所でしっかり乾かすことが大切です。シューズクロークに除湿剤を設置し、定期的に換気することで、靴の湿気対策にもつながるでしょう。
 

靴を安く・効率よく乾かすなら「靴乾燥機」と「自然乾燥」の併用が効果的

一般的に、電気代が最も安く、コストパフォーマンスに優れているのは「靴乾燥機」とされています。1回あたりの電気代は約12円と、ドライヤー(約19円)や浴室乾燥機(約81円)と比べても、比較的低コストです。
 
すでに家庭にある設備で対応することも可能ですが、今後の梅雨や台風シーズンを見据えると、靴乾燥機の導入を検討してみてもよいかもしれません。なお、使用環境や靴の素材、家庭のライフスタイルによって最適な乾燥方法は異なる場合があります。
 
家族の靴を効率よく乾かしたい場合には、靴乾燥機と自然乾燥用のハンガーを組み合わせ、靴の素材や使用頻度に応じて使い分けするとよいでしょう。
 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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