母親と寝台特急「サンライズ出雲」で島根への旅行を計画しています。せっかくなら「シングルDX」に乗りたいのですが「シングル」と比べてどれくらい高いでしょうか?「1万円以上」は覚悟するべき?
サンライズ出雲は座席によって「料金差はどのくらいなのか」と悩む方も多いでしょう。この記事では、サンライズ出雲のシングルとシングルDXの料金差と、それぞれの特徴や予約方法についてまとめました。
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目次
シングルとシングルDXの基本的な違い
サンライズ出雲の「シングル」と「シングルDX」は、どちらも一人用の個室座席ですが広さなどに違いがあります。
最も部屋数が多いシングルは、1階と2階に分かれています。一人用ベッド、デスク、コンセント、荷物置き場などの基本的な設備が備わっており、コンパクトながらもプライベート空間が確保されている点が特徴です。
洗面台は個室内にないため共用の洗面台を利用するほか、シャワーを利用するには別途330円でシャワーカードの購入が必要です。
一方、シングルDXは最上級の一人用個室で、部屋数も6室と限られています。シングルよりも広い空間を提供し、ベッドも大きめで、さらに長めのデスクや洗面台が室内に設置されています。シングルより、ゆったりと快適に寝台列車の旅を過ごせる環境が整っているといえるでしょう。
シングルDXにはほかにも、シングルにはない以下のような特徴があります。
・全室が車両の2階に位置し、車窓からのよい眺めが期待できる
・天井が高め
・充実したアメニティグッズのセット
・シャワーカードが無料で付属、A寝台専用シャワー室が利用可能
ゆとりがある作りで、ホテルのような空間ともいえるシングルDXに比べて、シングルはシンプルな設備といえます。しかし、どちらもプライベートな空間は確保されており、寝台特急の旅情を味わえるといえるでしょう。
シングルとシングルDXの料金を比較
サンライズ出雲の運賃は「乗車券」と「特急券」「寝台券」で構成されています。乗車券は目的地までの距離に応じた料金で、どの客室タイプでも変わりません。差が出るのは寝台券の部分です。
また、特急券の料金は通常期、繁忙期、閑散期という時期によって設定が変わるため、購入時に確認しておきましょう。
以下は、シングルとシングルDXの東京駅〜出雲市駅間(片道、大人1名、閑散期)の料金の例です。
特急券:3630円
寝台券:7700円
合計:2万3540円
特急券:3630円
寝台券:1万3980円
合計:2万9820円
シングルとシングルDXの料金の差は6280円となります。
サンライズ出雲で東京駅から出雲市駅まで行く場合、およそ12時間以上かかります。長距離の移動をより快適に過ごしたい人には、この差額は高いものではないかもしれません。
なお、料金はシーズンや予約状況などによって変動することがあるため、最新の情報は確認してください。
サンライズ出雲の予約方法
サンライズ出雲は人気が高く、特に週末や連休、観光シーズンなどは早いうちに満席になること考えられます。なかでも、シングルDXは客室数が6室と少なく、予約が取りにくいといわれています。
確実に予約するためには、予約開始日(始発駅を発車する日の1ヶ月前の午前10時〜)を把握しておきましょう。予約は「JRおでかけネット」やみどりの窓口、旅行会社などで可能です。
シングルDXの料金はシングルよりも6280円高いが、充実した施設とゆったりとした造りで寝台列車の旅を楽しめる
サンライズ出雲のシングルとシングルDXの寝台料金の差は、6280円です。この差額が高いのか妥当なのかは、個人の価値観や旅の目的などによって変わるといえるでしょう。
シングルは個室空間を経済的に利用したい方向け、シングルDXはより広く、快適な空間で特別な寝台列車の旅を楽しみたい方向けといえるかもしれません。
寝台列車での旅は、目的地に着くまでの過程が特別な体験であるといえます。旅の目的や予算に合わせて、最適な客室タイプを選んでみてください。
出典
東日本旅客鉄道株式会社
えきねっと
寝台券 個室寝台車
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
