「引っ越し」を検討しています。家賃をできるだけ抑えたいのですが、「築年数」と「セキュリティー面」はあまり妥協したくありません。ほかに「家賃を抑えられる要素」はありませんか?

配信日: 2025.06.25 更新日: 2025.09.26
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「引っ越し」を検討しています。家賃をできるだけ抑えたいのですが、「築年数」と「セキュリティー面」はあまり妥協したくありません。ほかに「家賃を抑えられる要素」はありませんか?
引っ越しを検討するに当たって、重要視する物件の条件は人によってさまざまです。とはいえ、多くの方は可能な限り家賃を抑えたいと考えるでしょう。
 
そこで本記事では、物件選びにおいて家賃を抑える方法について解説します。
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家賃を抑える方法

立地や築年数、間取りなど、物件の家賃はさまざまな要素によって決まります。そのため、特定の要素にこだわりがあったとしても、他の部分で工夫することで家賃を抑えられることも少なくありません。
 
ここからは、家賃を抑える方法の一例を紹介します。
 

家賃相場が低いエリアを選ぶ

家賃を抑えたい場合は、家賃相場が低いエリアで物件を探してみましょう。こだわりの条件があっても、比較的家賃が安い物件を見つけやすくなります。
 
例えば、東京23区内であれば、江戸川区や葛飾区、練馬区が家賃相場の低いエリアに該当します。
 

最寄り駅と駅からの距離を考える

物件の最寄り駅は、快速や急行が停まる駅よりも、各駅停車しか停まらない駅の方が家賃は安くなる傾向にあります。電車の停車本数や目的地までの所要時間によって差は生まれますが、それほど気にならない場合は、最寄り駅に着目することで、家賃を抑えられるかもしれません。
 
また、駅から物件までの距離も重要です。距離が長いほど、基本的には家賃は下がる傾向にあります。在宅勤務が主流で、それほど最寄り駅を利用しない方なら、このような物件も選びやすいでしょう。
 

間取りと部屋の広さ

基本的には部屋が広く、部屋数が多いほど家賃は高くなります。広々とした部屋や部屋数の多さは魅力的ですが、家賃を抑えるためには控えめにすることも選択肢の1つです。
 
「大は小を兼ねる」とはいいますが、余った部屋やスペースは、その分だけ家賃が無駄になってしまいます。物件選びの際には、自分の生活スタイルに適した部屋数や部屋の広さを検討しましょう。
 

築年数

一般的に、築年数がたっているほど家賃は安くなります。反対に、新築や築浅の物件は家賃が高めに設定されていることが多いです。なお、新築とは建物が完成して1年以内かつ未使用のものを指します。築浅や築古に明確な築年数の基準はありませんが、築浅は3~5年未満、築古は30年以上とされるのが一般的です。
 
ただし、築年数が家賃に影響することは事実ですが、築年数だけで物件の快適性を判断するのは難しいといえます。築年数が古くても快適な物件はありますし、当然その逆もあります。築年数に固執せず、快適性にも注目して物件を選びましょう。
 

1階は家賃が安め

防犯上の理由により、1階の部屋は同じ物件でも家賃が低めに設定されていることがあります。防犯上の不安はありますが、1階の部屋は階段やエレベーターを利用する必要がなく、階下に住人がいないことから、自分の足音を気にする必要がないなど、家賃以外にもメリットはあるのです。
 
防犯に対する意識や優先度は人それぞれですが、家賃以外のメリットも知った上で検討することをおすすめします。
 

マンションよりもアパート

マンションとアパートには、両者を区別する明確な基準はありません。そのため、不動産会社や物件情報サイトによっては基準が異なることも少なくありません。
 
例えば、鉄骨造や鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造などの建物をマンション、木造や軽量鉄骨造をアパートと区別している場合があります。これに加え、3階建て以上の建物をマンションとすることもあります。
 
基本的には、マンションよりもアパートの方が家賃は安めです。ただし、物件次第ではあるものの、アパートは遮音性や耐震性、耐火性においてマンションに劣ることがあります。
 

手取りに対する家賃の割合

手取り収入に対する家賃の割合は、30%ほどが目安とされています。しかし、収入状況や支出額などによっては30%以内に抑えることは難しいかもしれません。
 
また、家賃が手取りの30%である物件が見つからないこともあります。「手取りの30%」はあくまで目安として、家賃は実際の家計収支を踏まえて検討しましょう。
 

工夫次第で、納得のいく引っ越しに

物件選びにおいて、築年数やセキュリティー面を妥協せずに家賃を抑えるなら、最寄り駅からの距離に着目してみましょう。
 
基本的に、最寄り駅からの距離が遠いほど、家賃は安くなる傾向があります。在宅勤務で働いているなどの理由で、頻繁に駅を利用しない方は、自宅が最寄り駅から離れていても、それほど不便には感じないでしょう。また、最寄り駅に関しては、各駅停車しか停まらない駅の方が家賃は安い傾向にあります。
 
このように、少し目線を変えて探してみるだけでも、希望に近い条件で家賃を抑えた物件が見つかる可能性があります。優先したい条件を整理しながら、自分にぴったりの住まいを前向きに探していきましょう。
 

出典

株式会社リクルート SUUMO 東京都の賃貸住宅[賃貸マンション・アパート]情報探し
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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