出勤前・ランチ後の「130円の缶コーヒー」が至福! でも自宅から「マイボトル」で持参すれば“年5万円”以上の節約に!? 缶コーヒーを買うのは損?「節約と満足」のバランスとは
本記事では、毎日出勤前とランチ後に1本ずつ飲む缶コーヒーが1年間でどれくらいのコストになるのかを算出し、マイボトルでインスタントコーヒーを作って持参する場合のコストと比較します。節約しながら、毎日のコーヒーライフを維持するコツを紹介するので、参考にしてください。
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目次
缶コーヒーを毎営業日2本買った場合のコスト
缶コーヒー1本130円を出勤前とランチ後の計2本購入すると、1日で260円かかります。週5日勤務×48週=240営業日とすると、年間で260円×240日=6万2400円になります。毎日たった2本でも、1年間で見ると意外にまとまった金額になることが分かります。
マイボトルにインスタントコーヒーを作って持参する場合のコスト
Amazonで販売されている「ネスカフェ ゴールドブレンド エコ&システムパック 95g2本」は約2000円(2025年6月7日時点)で95杯のコーヒーがつくれます。1杯およそ20円で、1日2杯飲むと40円、240営業日では9600円です。
最初に持ち運び用のマイボトルを1500円で購入しても、年間コストは1万1100円ほどです。缶コーヒーを買った場合との差額は約5万1300円、ちょっとした国内旅行や投資資金に回せる金額になります。
インスタントでも風味を損なわない簡単なコツ
「インスタントコーヒーは味がいまいち」と思っている人向けに、インスタントコーヒーをおいしく飲むための工夫を紹介します。まず、少量の水で粉を溶いてからお湯を注ぐと、ダマになりにくく、コーヒーの香りも立ちやすくなります。逆の順番だと粉が底に固まりやすくなってしまいます。
また、マイボトルの選び方も大切です。広口タイプは粉や氷が入れやすく、洗いやすいため衛生的でおすすめです。保温力が高いボトルを選べば、午後までしっかり温かさを保てるため、外出先でも満足度が下がりにくいです。
さらに、インスタントコーヒーとともに粉末ミルクやスティックシュガーなどを常備しておくと、気分や体調に合わせてコーヒーのカスタマイズが可能になります。
「今日は甘さ控えめで」や「ミルク多めでほっこりしたい」といった楽しみ方もできます。こうしたひと手間を加えるだけで、ただの節約ではなく毎日のお気に入りの1杯に近づけることができるでしょう。
朝の支度を邪魔しないための時短ルーティン
「朝、インスタントコーヒーを用意する手間が面倒」と思っている人には、インスタントコーヒーを手短に用意するためのコツを紹介します。夜のうちにマイボトルを洗って乾かし、インスタントコーヒーの粉を入れてフタをしておけば、朝は電気ケトルで湯を注ぐだけです。これであれば1分もかかりません。
また、会社のデスクにスティックタイプのコーヒーを常備しておけば、家でインスタントコーヒーを用意できなかった日でも会社でインスタントコーヒーを作ることができるので、缶コーヒーの購入による支出を防げます。
飽きずに続ける「週2リセット」方式
毎日インスタントコーヒーでは飽きるという人は、週3日はインスタント、残り2日は缶コーヒーにする方法もあります。
このペースなら、手作りコストは40円×144日=5760円、缶コーヒーは260円×96日=2万4960円、マイボトル購入費用を加えても年間約3万2220円に収まり、缶コーヒーを毎日買う場合と比較すると約3万円の節約になります。この「週2リセット方式」は味の変化も楽しめ、長く続けやすいのがメリットです。
小さなコストを見直すことが家計にとって大きな助けに
缶コーヒーは、多くのビジネスパーソンにとって、朝のスイッチを入れたり、ランチ後の気持ちの切り替えにつながったりする飲み物です。かつ、1本あたりの負担が小さい飲み物のため、つい習慣になり、毎日気にせず購入してしまうものでもあります。
しかし1日2本を1年間続けると、6万円超の出費になり、それをマイボトルとインスタントコーヒーに置き換えるだけで5万円以上の節約が可能です。
節約はゼロか百かではなく、無理なく取り組める範囲から習慣を変えることが大切です。まずは週に1回でもいいのでマイボトルを試してみてはいかがでしょうか。小さな見直しが1年後の家計に大きな余裕を生み出してくれるはずです。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
