ショッピングモールで「携帯キャリア変更」の勧誘を受け、夫婦で「計6万円」の商品券をもらえた! うれしいけど裏がありそうで怖い…! 知っておきたい“デメリット”とは?
本記事ではなぜ携帯キャリアを契約するとお得なキャッシュバックを受けることができるのか、デメリットはあるのかどうかを解説します。
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キャッシュバックは違法ではない
近年スマホを変えずに携帯キャリアだけを自由に変更できるSIMロック解除が可能になり、携帯キャリアの乗り換えがより身近なものになりました。
そのため、少しでも契約者を増やそうと現金キャッシュバックや商品券プレゼント、ポイントを付与するなどのキャンペーンをおこなって携帯キャリアの乗り換えを促している会社は珍しくありません。
各携帯キャリア会社がおこなっているキャッシュバックキャンペーンはお礼・特典といったかたちですので、違法ではありません。しかし、特典目当てに他人に名義を貸して携帯キャリアを契約する、いわゆる名義貸しは犯罪行為になるので絶対にやめましょう。
なぜ高額なキャッシュバックを受けられるの?
携帯キャリアが高額なキャッシュバックをおこなう理由は、契約者を増やして収益をあげるためです。契約者を増やすことで毎月の通信料や通話料といった収益を得られる・携帯キャリアの知名度を広げられるなどのメリットがあります。
格安スマホと呼ばれる携帯キャリア会社は、実店舗をほとんど持たず運営費や人件費を抑えていることも、高額なキャッシュバックやポイント還元ができる1つの理由でしょう。
特典を受けるデメリットは?
特典を受けて携帯キャリアを契約することで考えられるデメリットとして、指定のプランに入る必要があることが挙げられます。キャッシュバックをもらっても、必要以上のプランを契約して月々にかかる通信料が高くなってしまっては本末転倒ですよね。
オプションの加入が特典を受ける条件になっていることもあるので、契約前に必ず確認しておきましょう。
また、勧誘イベントなど店頭で携帯キャリアを乗り換える場合、事務手数料として3500円程度の費用がかかります。元々使っている携帯キャリアの日割り計算ができない場合、契約日によっては二重に通信料がかかってしまうことになるので、注意が必要です。
格安スマホと呼ばれる携帯キャリアに乗り換える場合、通信速度が安定しにくくなる可能性や、トラブルがあった場合に実店舗で対応してもらえないことがあるといったデメリットも考えられます。
携帯キャリアの乗り換えはよく考えよう
高額なキャッシュバックや商品券、ポイント還元などの特典を受けて携帯キャリアを乗り換えることは違法ではありません。
しかし、特典目当てに携帯キャリアの乗り換えをおこなうと必要以上のプランを契約して損をしてしまったり、手数料や元々使っている携帯キャリアとの通信料の二重払いが発生してしまったり、トラブルの際に実店舗で対応してもらえないなど不満に感じることがある可能性も否定できません。
携帯キャリアを変更する際は、プラン内容を確認してよく考えてから契約するようにしましょう。
出典
総務省 SIMロックについて
ワイモバイル 新規・のりかえ(MNP転入/番号移行)のお客さま
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
