両親が他界したので「お寺とのお付き合い」は私が引き継ぐことになりました。「檀家」が支払う年間の費用目安はどのくらいですか?

配信日: 2025.06.29 更新日: 2025.09.26
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両親が他界したので「お寺とのお付き合い」は私が引き継ぐことになりました。「檀家」が支払う年間の費用目安はどのくらいですか?
両親が亡くなった後も、先祖代々お世話になっているお寺とのお付き合いを大切にしたいと考える方は少なくありません。
 
しかし、これまで両親が担っていたお寺とのお付き合いを自身が引き継ぐにあたり、「檀家」として年間でどのくらいの費用がかかるのか、不安に思う方もいるでしょう。
 
この記事では、檀家としてお寺とお付き合いを続ける際に必要となる費用の内訳や、その目安について解説します。
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檀家が担う役割とお寺との関係

「檀家」とは、特定のお寺に所属し、そのお寺を経済的に支援する家のことを指します。お寺は檀家に対して、先祖の供養や法要の執り行い、お墓の管理などを行います。
 
お寺は、心の拠り所となる大切な場所です。檀家は、お寺の活動や建物の維持を支えることで、その関係性が成り立っています。近年では、お寺とのお付き合いの形も多様化していますが、古くから続くこの関係性を引き継いでいくことも一つの選択だといえます。
 

檀家として支払う費用の種類

檀家のお付き合いでかかる費用には、いくつかの種類があります。初めて檀家になる際には「入檀料」が必要な場合もありますが、ここでは継続的にかかる主な費用を解説します。
 
まず、多くのお寺で毎年定額でかかるのが「護持会費」です。これはお寺の建物の修繕や境内の清掃、施設の光熱費など、お寺全体の活動を支えるために使われます。
 
次に、法要の際に僧侶へお渡しするのが「お布施」です。年忌法要やお盆、お彼岸など、故人を供養してもらったことへの感謝の気持ちとして包むものとなります。
 
そして、不定期に発生するのが「寄付」です。お寺の本堂や墓地の改修、建て替えといった大きな事業を行う際に、檀家に対して協力が求められることがあります。
 
必ずしも強制ではありませんが、お寺を維持するために重要な費用となるようです。
 

年間の費用目安はどのくらいか

檀家として毎年支払うことになる護持会費については、一般的に年間で1万円から3万円程度が一つの目安とされています。年間の「費用総額」は、この護持会費に、その年に行った法要のお布施の合計額を加えたものになります。
 
お布施の目安としては、お盆やお彼岸の法要で5000円から2万円程度、大きな年忌法要では3万円から10万円程度とされています。
 
もちろん、これらはあくまで一般的な相場であり、お寺の規模や地域、これまでのお付き合いの深さによってもさまざまです。最も確実なのは、お付き合いのあるお寺に直接確認することでしょう。
 

檀家の年間費用は状況に応じて準備を

檀家としてお寺とお付き合いを続けるための年間費用は、毎年定額でかかる護持会費として1万円から3万円程度、それに加えて法要の際のお布施が必要になると考えておくとよいでしょう。
 
費用はお寺との関係性や地域によっても異なります。もし不明な点があれば、お寺に直接相談してみるのが一番確実な方法です。ご先祖様から受け継いだ大切なお寺とのお付き合いですから、費用についてもしっかりと見通しを立て、無理のない範囲で心のこもったお付き合いを続けていくとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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