ガソリン価格が「リッター180円」を超えていてびっくり…! 新しい「ガソリン補助金制度」が始まったそうですが、いくらくらい安くなりそうですか?
本記事では、ガソリン代高騰の原因や燃料油価格定額引き下げ措置の概要、ガソリン代の高騰に対処する方法を解説します。
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ガソリン代の高騰が続いている
経済産業省資源エネルギー庁の「石油製品価格調査」によると、2025年6月16日時点におけるレギュラーガソリンの給油所小売価格は全国平均で171円/リットルでした。ガソリン代が高騰している理由のひとつとして、円安が挙げられます。
日本は原油のほとんどを海外から輸入していますが、日本円は円安により価値が下がっているため、原油を購入するための価格が高くなっています。
また、原油に対する需要の増加や産油地域の政情不安・自然災害などもガソリン代の高騰の一因です。
2025年5月22日より「燃料油価格定額引き下げ措置」がスタート
経済産業省資源エネルギー庁によると、2025年5月22日より燃料油価格定額引き下げ措置がスタートしました。定額の引き下げ幅については、ガソリンや軽油は10円、重油・灯油は5円、航空機燃料は4円とされています。
ただし、流通の混乱を招かないように、段階的に補助を増やしていく方針となっています。新制度がスタートする最初の週は全国平均の小売価格が5円引き下がるように、それ以降の週は定額支援の10円に達するまで、全国平均の小売価格が毎週1円下がるように補助が追加されます。
2025年6月24日現在、ガソリンや軽油は10円/リットル引き下げられています。
ガソリン代の高騰に対処する5つの方法
ガソリン代の高騰に対処する方法として、以下の5つが挙げられます。
・ガソリン価格の安い地域やガソリンスタンドで給油する
ガソリン価格は、地域やガソリンスタンドによって異なります。これは輸送コストの差や地域の競争環境などによるものです。複数のエリアやガソリンスタンドを比較して、安いガソリンスタンドで給油することでガソリン代を節約できます。
・セルフサービスのガソリンスタンドを利用する
セルフサービスのガソリンスタンドは、人件費が軽減される分、ガソリン価格が安くなる傾向です。差額は数円単位と小さいケースが多いですが、長期的に見ればガソリン代の節約につながります。
・ガソリンカードを活用する
ガソリンスタンドによって提供されているガソリンカードを活用することで、ガソリン代を節約できる可能性があります。加入には手続きが必要ですが、作成後は割引を受けられたりポイントが貯まったりします。
・エンジンオイルを定期的に交換する
エンジンオイルが劣化すると潤滑作用が低下し、エンジン内部の摩擦が増加して、燃費悪化につながります。燃費を改善させるためにも、走行距離1万5000キロメートルか使用期間1年を目安に交換することをおすすめします。ただし、車種やエンジンの種類などによって交換時期は異なるため、車両の取扱説明書などで確認しておくとよいでしょう。
・タイヤの空気圧を適正に保つ
タイヤの空気が抜けているとタイヤがたわんで接地面が増え、転がり抵抗が大きくなって燃費が悪化します。タイヤの空気圧は1ヶ月で約5~10%低下するといわれるため、定期的に空気圧を点検・充填しましょう。
まとめ
円安や原油の需要増加などによりガソリン代は高騰しており、2025年6月16日時点におけるレギュラーガソリンの給油所小売価格は全国平均で171円/リットルとなっています。2025年5月22日よりスタートしている燃料油価格定額引き下げ措置により、2025年6月24日現在、ガソリンや軽油は10円/リットル引き下げられています。
国の支援策と併せて、ガソリン価格の安い地域やガソリンスタンドの利用、お得なガソリンカードの活用などでガソリン代の高騰に対応しましょう。
出典
経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 調査結果 6月18日(水)結果詳細版
経済産業省資源エネルギー庁 新たな燃料価格支援策(燃料油価格定額引下げ措置)について
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
