年数万円で「キャンプし放題」!? じわじわ話題の「森林レンタル」なら、固定資産税なしで利用可能!“キャンプ場”との料金も比較

配信日: 2025.07.02 更新日: 2025.09.26
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年数万円で「キャンプし放題」!? じわじわ話題の「森林レンタル」なら、固定資産税なしで利用可能!“キャンプ場”との料金も比較
ひところよりもブームは落ち着いたものの、キャンプには根強い人気があって予約できないことも少なくありません。そんななか、好きなときに好きなだけキャンプが楽しめる「森林レンタル」というサービスがあることを知っているでしょうか。
 
本記事では森林レンタルの概要や料金体系、一般的なキャンプ場との費用比較について解説します。
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森林レンタルとは

森林レンタルは、キャンプなどのレジャーのために、一定期間にわたって森林の一部を借りられるサービスのことです。
 
キャンプといえばキャンプ場が思い浮かびますが、キャンプ場はある程度自然が整備されているのに対し、森林レンタルでは手つかずの自然をそのままレンタルできる点に違いがあります。
 
また、キャンプ場が「1回あたり〇円」という料金体系なのに対し、森林レンタルは「一定期間ずっと〇円」という設定である点が大きな違いです。
 
周囲に人が少ない大自然のなかでキャンプをしたい人や、予約しないで好きなときに好きなだけキャンピングスポットを利用したい人には、通常のキャンプ場よりも向いているといえるでしょう。
 
実際に利用する際は、まず内覧会に参加してエントリーし、選考を通過したのちに入金すると利用できるようになります。
 

森林レンタルの料金体系

森林レンタルの料金体系は、1年間の固定料金です。レンタルする地域によって、料金は異なります。
 
例えば、東京都から比較的近い静岡県の伊豆「宇佐美キャンプエリア」の場合、1年間のレンタル料金が13万2000円(税込)です。
 
一方、中部横断自動車道佐久穂ICから約15分の位置にある長野県の「さくほ都沢キャンプエリア」は、7万7000円で1年間レンタルできます。
 
なお、森林レンタルには「固定資産税」の支払いがないというメリットもあります。森林を個人で購入すると固定資産税の支払いが毎年必要になりますが、森林レンタルは「森林を借りるだけ=所有者ではない」ため、固定資産税を納める必要がありません。
 

一般的なキャンプ場との料金比較

キャンプ好きの人にとって、気になるのはキャンプ場と比較してどのくらいお得か、ということではないでしょうか。
 
一例として、今回は前記した静岡県伊豆の「宇佐美キャンプエリア」に近い、「宇佐美城山公園キャンプ場」との料金を比較してみましょう。
 
宇佐美城山公園キャンプ場の、「オーシャンビューと日の出を楽しむサイト C-1」の区画利用料金は、平日8000円、休前日1万2000円、特別日1万7000円で、4名(大人・子ども同一料金)までは区画料金に含まれます。
 
男女8人でキャンプ場が指定する特別日に同プランを利用した場合、1回あたりの料金は3万4000円です。
 
1年に4回以上キャンプをするなら、森林レンタルのほうが料金だけを比較すればお得です。一方、参加人数を16人とすると2回目で森林レンタルのほうがお得になるなど、大所帯になればもっと少ない回数で元が取れます。
 
ただし、森林レンタルではキャンプ場と比較して「快適に過ごせるサービス」は少なく、キャンプを完結するための道具をほぼ自分で用意することになるかもしれません。
 
すでにキャンプ道具一式がそろっている人と、初心者の人ではお得度は変わってくるでしょう。
 

まとめ

森林レンタルは、キャンプ場と違って年間のレンタル料金であり、大人数で何回も利用すればするほどキャンプ場よりもお得です。ただ、キャンプ場と違って現地で過ごしやすいサービスは少なく、「自然のなかでリアルなキャンプをしたい」と考えている人向きでしょう。
 
仲間内にキャンプに慣れた人がいれば、森林レンタルを検討してみてはいかがでしょうか。
 

出典

株式会社シシガミカンパニー forenta事業部 forenta 宇佐美キャンプエリア
株式会社シシガミカンパニー forenta事業部 forenta さくほ都沢キャンプエリア
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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