毎年7月の3連休に「高速道路」を使って実家へ帰省しています。今年から「休日割引なし」って本当ですか?

配信日: 2025.07.07 更新日: 2025.09.26
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毎年7月の3連休に「高速道路」を使って実家へ帰省しています。今年から「休日割引なし」って本当ですか?
毎年7月の3連休、高速道路を利用するという人は多いでしょう。その際、少しでも費用を抑えるために「ETCの休日割引」を活用している方も多いのではないでしょうか。しかし2025年から、3連休は休日割引の適用外になると発表されています。
 
本記事では、最新情報とあわせて、制度変更の理由や代替手段についてわかりやすく解説します。
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2025年7月の3連休、高速道路の「休日割引」は適用されない

2025年の7月19日(土)から21日(月・祝)の3連休では、高速道路の「休日割引」が適用されません。これはNEXCO東日本など高速道路各社が正式に発表しており、2025年度は「すべての3連休」が割引の対象外になる方針が取られています。
 
ETCの休日割引は、これまで土日祝日に地方部の高速道路をETCで利用すると通行料金が約30%割引される制度で、長距離の帰省やレジャーをする人々にとって大きな助けとなってきました。しかし、今年からはこの制度の適用日が大幅に見直され、3連休は対象外とされたのです。
 
この変更により、例年通りの割引を期待していた方も通常料金での利用となるため、事前に情報を確認し、移動計画を立てることが必要になります。
 

なぜ割引が除外されたの? 制度の背景と狙い

休日割引が適用されなくなった背景には、観光地の混雑や交通渋滞といった「オーバーツーリズム」への対応があります。これまで、休日割引の影響で特定の日に交通量が集中し、渋滞や事故のリスクが高まる傾向がありました。
 
国土交通省や高速道路会社は、こうした事態を防ぐため、「特に混雑が予想される時期」の割引を除外する方針へと変更されました。2025年度の除外対象には、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始、そしてすべての3連休が含まれます。
 
このように、割引の適用日を制限することで交通を平準化し、道路の安全性と利用の快適性を保つ狙いがあるのです。
 

割引がなくても安心! 他に使える割引制度とは

休日割引がなくなっても、高速道路の通行料金を節約できる方法はあります。以下のような割引制度を活用することで、少しでも費用を抑えることが可能です。
 
まず、「深夜割引」があります。これは毎日午前0時から午前4時の間に高速道路を通行すると、通行料金が30%割引になる制度です。早朝出発など時間帯を調整すれば利用しやすい制度といえます。
 
なお、2025年7月頃から割引時間帯を「午後10時から翌朝5時」へ拡大する予定でしたが、ETCシステム障害の影響で延期され、2025年7月3日時点では、開始時期は未定となっています。
 
次に、「ETCマイレージサービス」も有効です。これはETCを使って通行した金額に応じてポイントがたまり、たまったポイントを通行料金に還元できる仕組みです。登録は無料で、日常的に利用する方には大きなメリットがあります。
 
また、「周遊パス」と呼ばれる定額制の割引プランも一部地域で提供されています。これは特定のエリアを一定期間定額で走行できる制度で、旅行や観光と組み合わせた利用に向いています。
 
これらの制度を上手に使えば、休日割引がなくても無理なく移動費を抑えられるでしょう。
 

まとめ:事前の情報確認と計画的な移動を心がけよう

2025年からは、3連休に高速道路を利用する際、休日割引が適用されない点に注意が必要です。この制度変更は、観光地の混雑を避け、より快適な移動環境を整えるための施策として実施されています。
 
ただし、深夜割引やETCマイレージ、周遊パスなど、利用できる制度は他にもあります。これらを活用することで、負担を抑えつつ、計画的な帰省や旅行が可能です。
 
移動前にはNEXCO各社の公式サイトなどで最新情報を確認し、無駄なく快適なドライブを楽しんでください。
 

出典

東日本高速道路株式会社 NEXCO東日本 2025年度における休日割引適用除外日のお知らせ
東日本高速道路株式会社 NEXCO東日本 ドラぷら 深夜割引の見直しについて
東日本高速道路株式会社 NEXCO東日本 高速道路の深夜割引見直しに向けたシステム整備の状況について
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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