サブスク契約のアプリをアンインストールしたのに利用料が「3ヶ月」も続いていました……。解約手続きは別!? 利用していない分は「返金」してもらえないのでしょうか?
本記事では、アプリ削除と契約解除の違いや、未利用期間の返金は可能かどうかなど、サブスクの落とし穴と対処法について解説します。
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サブスク(サブスクリプション)とは
サブスク(サブスクリプション)とは、定額料金を支払うことで、商品やサービスを一定期間利用できる仕組みのことです。音楽・動画配信、食材配達など多様なジャンルがあり、利用者のライフスタイルに合わせて選択できます。
購入型とは異なり、必要なときだけ利用できる手軽さが魅力ですが、毎月料金が発生するため定期的に見直しすることが重要です。
解約手続きをしないかぎり自動継続される
サブスクの多くは、契約期間が満了しても自動で継続される仕組みになっています。利用者が「解約」の明確な手続きを取らないかぎり、契約が継続され、料金も毎月発生し続けます。利用していないにもかかわらず課金されるケースも多いため、注意が必要です。
特に、無料お試し期間が終了すると自動的に有料プランへ移行するサービスもあるため、更新日や契約内容を定期的に確認しましょう。不要になったサービスは、忘れずに自分で解約手続きを行うことが大切です。
解約手続きは難しい?
サブスクの解約方法はサービスによって異なり、簡単にできるものもあれば、手順が複雑なものもあります。アプリ内からすぐに解約できるケースもありますが、公式サイトやアプリストアの設定画面から操作する必要がある場合も多いです。
特に注意したいのは、アプリをアンインストール(削除)しただけでは解約とみなされない点です。そのままにしておくと、利用していないにも関わらず料金が発生し続ける恐れがあります。解約をしたら必ず契約情報を見て、解約済みなどの表示があるかどうかをチェックしましょう。
サブスクを利用していない分は返金される?
サブスクを解約し忘れて利用していない期間があっても、原則として返金はされません。サービス提供側が利用可能な状態を保っていた場合、料金は発生し続ける契約内容であることが多いためです。
ただし、システム障害やトラブルなどでサービス側に原因がある場合は、一部返金や期間延長の対応がなされるケースもあります。無料お試しから有料に自動移行した場合なども、条件次第では返金の可能性があります。
まずは各サービスの利用規約を確認し、不明点があれば運営に問い合わせましょう。それでも解決しない場合は、消費生活センターなどへの相談も有効です。未使用分の請求を避けるためにも、早めの解約手続きが重要です。
サブスクの解約方法
サブスクの解約方法について、iPhoneとAndroidでは手順が異なります。そこで本章では、それぞれの解約方法について解説します。
iPhoneの場合
iPhoneのサブスクを解約するには、アプリを削除するだけでは不十分です。以下の手順で正式な解約を行いましょう。
1. 設定アプリを開く
2. 自分の名前(Apple ID)をタップする
3. 「サブスクリプション」を選択する
4. 解約したいサービスをタップする
5. 「サブスクリプションをキャンセル」を選ぶ
6. 完了
解約後も、期間内であれば引き続きサービスを利用できます。また、複数のApple IDや家族のアカウントで契約している場合は、対象のApple IDに切り替えて手続きを実施する必要があります。
Androidの場合
Android(Google Play)での定期購入を解約する方法は以下のとおりです。
1. Google Playストアアプリを開く
2. 画面右上のプロフィールアイコンをタップする
3. 「お支払いと定期購入」→「定期購入」を選択する
4. 解約したいサブスクリプションを選ぶ
5. 「定期購入を解約」をタップする
6. 画面の案内に従って操作する
7. 完了
手続きが完了すれば、次の請求日以降の自動更新が停止し、以降は料金が発生しなくなります。
サブスクはしっかりと「解約」してからアンインストールしよう
サブスクは解約手続きを行わないかぎり、自動で継続され、利用していなくても料金が発生します。また、各サービスの規約によって異なりますが、原則として未使用期間の返金はできません。
課金トラブルを防ぐには、契約状況を定期的に確認し、アプリ削除ではなく正しい解約操作を行うことが重要です。
出典
独立行政法人国民生活センター 消費者トラブルFAQ Q 【サブスク】解約したつもりが解約されていなかった。解約したい。
Apple Japan 合同会社 Apple サポート Appleのサブスクリプションを解約する必要がある場合
グーグル合同会社 Google Play ヘルプ Google Playでの定期購入の解約、一時停止、変更
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
