大学生の娘から「クレカを持たずにスマホ決済にしたら?」と言われました。周囲もスマホ決済をする人が多いですが、クレカを現物で持っておいた方が安心ですよね?
本記事では、スマホ決済とクレジットカード、それぞれのメリット・デメリットを整理し、安心して使い分ける方法をご紹介します。便利さだけでなく、安心感も両立できる「キャッシュレス二刀流」のヒントが見つかります。
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スマホ決済とクレジットカード、それぞれの強みとは?
スマホ決済はQRコード決済や非接触IC決済などがあります。消費者庁が公表した「『令和2年度大学生のキャッシュレス決済に関する調査・分析 報告書』について」によると、QRコード決済は「500円以下」の支払いに利用している比率が54.9%、「501円~5000円」が41.3%という結果であることが分かります。
使っている理由・メリットとして、「スマホだけ持って買物ができて便利」「少額の時はクレジットカードより早いから」」などの回答があがっています。
上記アンケート結果より、QRコードは少額の時に使われることが多く、利用する理由として「手軽さ」を求めている方が多いことが分かります。非接触ICはスマホやカードなどをタッチするだけで支払いが完了し、スマホの場合は画面ロックと組み合わせることで安全性も高いでしょう。
一方、クレジットカードは後払い、分割・リボ払いに対応し、高額商品やネット決済に重宝します。また「非接触・ナンバーレスカード」ならセキュリティも向上しており、カード会社によってはカード紛失時に補償もあるでしょう。
安心して使うためのセキュリティ対策
スマホ決済もクレジットカードも便利な一方で、やはり「安全性」は気になるところです。特にお金が関わる場面では、万が一のトラブルに備えて対策を採っておくことが重要です。
まず、スマホ決済を安心して使うためには「スマホ自体のセキュリティ対策」が欠かせないため、画面ロックや顔認証・指紋認証などの生体認証を設定することをおすすめします。
また、アプリにパスコードをかけることでさらに安全性が高まります。これにより、たとえスマホを落としてしまっても簡単に不正利用されることを防げるでしょう。
加えて、スマホ決済アプリでは「二段階認証」の設定が可能です。これは、ログイン時にSMSなど別の手段でも本人確認を行う仕組みで、不正アクセスのリスクを大きく減らすことができます。
一方、クレジットカードを使う際も、セキュリティ対策は大切です。最近では「ナンバーレスカード」といって、カードに番号や名前が印字されていないタイプも登場しています。ネットショッピングなどには専用のアプリで確認できるため、スキミング被害などを防ぎやすくなっています。
また、多くのクレジットカードには「不正利用補償」が付いています。これは、万が一第三者に使われてしまったとしても、一定期間内に申告すれば被害額が補償されるというものです。この制度はスマホ決済よりも充実しているケースが多く、クレカの大きな安心材料といえるでしょう。
スマホ決済は便利ですが、スマホの電源が切れたり、通信障害が起きたりすると使えないこともあります。そんなときに備えて、最低限の現金やクレジットカードを持ち歩くことも、安全対策の一つです。
つまり、「セキュリティ対策をしっかり行い、万が一のときに備えておく」ことで、スマホ決済もクレカも安心して使えるようになるでしょう。
スマホ決済+クレカの「二刀流」が賢い理由
スマホ決済は手軽でスピーディーであり、ポイント還元も魅力です。一方で通信やバッテリーの制限、セキュリティ面での不安もあるでしょう。クレジットカードは高額購入や海外利用に強く、補償や後払いの柔軟性もあります。
両者を併用することで、どんな場面でも快適かつ安心なキャッシュレスライフが送れるでしょう。「スマホだけ・クレカだけ」ではなく、それぞれのよさを生かす「キャッシュレス二刀流」を検討されてはいかがでしょうか。
出典
消費者庁「令和2年度大学生のキャッシュレス決済に関する調査・分析 報告書」について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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