小5のわが子に「みんなiPhone持ってるのに…」と言われました。小学生に“12万円”は高いと思うのですが、安いAndroidとそんなに差があるのでしょうか?「機能差や必要性」を解説

配信日: 2025.07.12 更新日: 2025.09.26
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小5のわが子に「みんなiPhone持ってるのに…」と言われました。小学生に“12万円”は高いと思うのですが、安いAndroidとそんなに差があるのでしょうか?「機能差や必要性」を解説
小学5年生くらいになると、防犯や連絡手段などの目的からスマホを持っている場合も少なくありません。とは言え、子どもから「みんなiPhoneを持っているから、自分もほしい」とねだられると、頭を悩ませる人も多いでしょう。
 
2024年に発売されたiPhone16であれば軽く12万円を超えます。一方、Androidであれば3万円程度で購入できる場合もあります。実際のところ、小学5年生にそこまで高価なiPhoneは必要なのでしょうか?
 
本記事では、iPhoneとAndroidの主な違いを整理しながら、子どもにとって本当に必要なスマホとは何かを考えていきます。
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iPhoneとAndroidの違いとは?

iPhoneとAndroidは基本的に異なるOS(基本ソフト)を搭載したスマホです。
 
iPhoneはAppleがOSを含め開発・販売しており、操作性の一貫性やセキュリティの高さが魅力です。周囲の友達が同じiPhoneを使っていると、AirDropやiMessage、FaceTimeといったApple独自の機能を使ってコミュニケーションがとれるという点も人気の理由です。
 
AndroidはGoogleが開発したOSで、複数のメーカー(例:シャープ、Samsung、OPPOなど)がAndroidスマホを製造しています。価格帯の幅が広く、3万円台でも性能の良い機種が手に入るのが大きな魅力です。
 
なお、AndroidにもGoogleフォトやメッセージアプリなどの共有機能はあるものの、AirDropやiMessageのようにiPhone間での即時・シームレスな通信は難しいため、iPhone同士での利便性が際立っているようです。
 
したがって、子どもが「みんなiPhoneを持っており、みんなと同じ機能を使いたい」という場合はiPhoneに軍配が上がりますが、「連絡用や最低限のアプリが使えれば十分」ということであれば、コストパフォーマンスの良いAndroidでも問題はないでしょう。
 

小学生に必要なスマホの機能とは?

小学生のスマホ利用の目的としては、主に次のような用途が挙げられます。

●保護者との連絡(通話・LINEなど)
●学校や塾の予定確認
●写真や動画の撮影
●ゲームや動画視聴
●友達とのやりとり(LINE、SNS)

これらの機能は、最新のiPhoneでなくても、Androidの中価格帯モデルで十分に対応できます。最近のAndroid機種はカメラの性能も上がっており、日常のスナップや動画撮影に困ることはほとんどありません。
 
また、セキュリティやフィルタリング機能に関しても、Androidでもしっかりと設定することで、子どもを危険なコンテンツから守ることができます。
 

子どもの「iPhoneがいい」本当の理由とは?

3万円程度のAndroidでも、小学生の用途としては多くの場合問題ないでしょう。とは言え、「みんなが持っているから自分も欲しい」という気持ちは、子どもにとってはとても大きな動機です。特に高学年になってくると、周囲との同調や比較に敏感になります。
 
iPhoneを持っていないことで「仲間外れになってしまうのでは?」という不安もあるかもしれません。しかし、子どもの「みんな持っている」という言葉をうのみにせず、実際に周囲の子の保護者と話してみると、意外とAndroidユーザーも多いということもあります。
 
大切なのは、「なぜiPhoneが欲しいのか?」という理由を子どもと一緒に掘り下げることです。もし「友達と写真を共有したい」「ゲームを快適にしたい」という目的であれば、そのニーズにAndroidでも応えられるかを一緒に考えることができるでしょう。
 

まとめ

子どもに買い与えるスマホを、12万円のiPhoneと3万円のAndroidのどちらにするかの最終決定は、家計の状況や教育方針などに合わせて決めるのが良いでしょう。12万円のスマホを持たせて、それに見合う使い方が本当にできるのか、という視点も重要です。
 
「最初はAndroidを使って、必要に応じて次はiPhoneを検討する」という段階的な導入も1つの方法です。安価なAndroid機種でも、使いこなせれば子どもにとっては十分便利なツールになりますし、「欲しいものは我慢して、自分でお金をためて買う」という金銭教育にもつながるかもしれません。
 
「みんな持っているから」ではなく、「本当に必要かどうか」で判断すると、子どもにとっても親にとっても納得できるスマホ選びの第一歩となるでしょう。
 

出典

Apple iPhone 16 を購入
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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